「最近耳疲れを感じる」「不眠が続いている」など不調を感じている人は、耳の不調が原因かもしれません。
長時間マスクを着けていたり、リモートワークでイヤホンを使用したり、音楽を聴きながらデスクワークをしたりと、耳に負担がかかる生活をする機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。
耳には自律神経に関するツボが集中しているため、自律神経が乱れると身体に不調が現れます。
そこでおすすめなのが「耳温活」です。耳を温めることで自律神経が整い、身体の不調が改善すると期待されています。
本記事では、耳疲労を起こす原因や耳を温めるメリット、耳を温める方法、耳温活におすすめのグッズなどをご紹介します。最近からだが疲れているなと感じている人や快眠できていない人は、一度耳温活を試してみてください。
耳の温め、耳は疲れている⁉
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普段の日常生活の中では、生活音やイヤホンから流れる音楽、機械音、車などさまざまな音が耳に入ってきます。音の強弱に限らず、たとえ小さな音でも気づかないうちに耳に負担がかかっているもの。
さらに、近年のリモートワークの普及で、ヘッドフォンやイヤホンを使用する機会が増え、耳疲労を引き起こす原因となっています。
ここでは、耳の疲れや耳と自律神経の関係などを解説します。まずは、耳の部位についてどんな性質を持つのか知るところから始めてみましょう。
耳は冷えやすい?
耳を触ってみると、冷たいと感じる人は多いのではないでしょうか。とくに、冬は耳が外気にさらされているため冷えて痛くなったり、しもやけになったりしてしまうことも少なくありません。
耳が冷える理由は、以下のとおりです。
- 皮膚が薄いため保温機能が低いこと
- ほかの部位と比べて動きが少なく熱を生み出しにくいこと
このような理由から耳は冷えやすい場所といえます。
耳と自律神経の関係
耳は自律神経に関わるツボが多く集まっています。耳を温めることでホルモンバランスが整い、体温が上昇するため、自律神経が整うといわれています。
とくに、副交感神経が優位のときは、耳を温めることで内臓の働きや良質な睡眠の効果が期待できます。また、脳の血流もよくなるため、めまいの軽減や認知症予防にもつながります。
自律神経が乱れるとからだに不調が起こりやすくなるので、常に耳を温めることを意識しておくとよいでしょう。たとえば、耳たぶをもみほぐすだけでもOK。日中の空いた時間に耳たぶをほぐしたり温めたりしてみてください。
耳疲労を放置するとどうなるの?
耳疲労をそのまま放置しておくと、からだに以下のような不調が現れます。
- 耳鳴り
- ふらつき
- めまい
- だるさ
- 疲れやすさ
- 頭痛
ほかにも全身症状が起こる場合もあります。
また聴覚は睡眠中も働いていることから、音に対して過敏に反応してしまうことがあります。その場合、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりして、睡眠の質を低下させる原因になります。
耳疲労を起こす原因
耳疲労を起こす原因は日常生活の中にあります。
毎日何気なく耳に入ってくる生活音からマスク、イヤホンの使用まで耳疲労を引き起こす要因はさまざま。たとえば、季節の変わり目に起こる寒暖差も耳疲労のひとつです。
からだのだるさや眠さ、頭痛、めまい、気分が落ち込むなど体調を崩した経験がある人は、寒暖差が原因かもしれません。
ここでは、耳疲労を起こす原因をご紹介します。
生活音
普段、何気なく聞いている生活音も耳疲労を引き起こす原因のひとつです。
たとえばパソコンやテレビ、人の会話、掃除機、洗濯機、車、電車など日々の生活の中にはさまざまな騒音があります。
日常生活の中で自然に耳に入ってくるため、騒音だと感じていない人がほとんどではないでしょうか。しかし、これらの生活音も気づかないうちに耳にダメージを与えている可能性があります。
騒音にさらされ続けることで耳鳴りやめまい、ふらつき、寝つきの悪さ、イライラなどの不調を引き起こすことがあるため注意が必要です。
激しい寒暖差
耳の疲労を引き起こす原因のひとつは、激しい寒暖差です。
たとえば春の季節には、最高気温が25度前後の夏日を観測する日もあれば15度前後で肌寒い日もあります。寒暖差の大きい日が続くとだるさや眠さ、頭痛、めまいなど体調を崩しやすくなります。
その理由は、暑さ寒さで体温を調整する自律神経が十分に働かず、からだが寒暖差に適応できないためです。
マスクの着用
マスクの着用も耳疲労を引き起こす原因のひとつです。
長時間マスクを着用したり、ゴム紐がきつかったり、メガネとマスクを併用していたりすることで、耳が痛いと感じている人はが少なくありません。
マスクのゴム紐が細いものや硬いものの場合、ゴム紐が食い込むことで痛みを感じやすくなります。また、顔の大きさに対してサイズが小さいマスクを使用した場合も、ゴム紐が短いため耳に負担がかかります。
イヤホン・ヘッドフォンの使用
通学中や通勤中、リモートワーク中などヘッドフォンやイヤホンを使用している人が増えました。
とくに、テレワークやリモート会議などが増えたいま、会議でイヤホンを使用したり、音楽を聴きながら仕事をしたりするため、長時間装着している人も多いのではないでしょうか。
イヤホンやヘッドフォンを長時間着けっぱなしにしていると、耳疲労はもちろん外耳道に炎症を引き起こす「外耳炎」になるリスクが高くなります。
血行不良
血行不良も耳疲労を引き起こす原因のひとつです。
血行不良は過労やストレス、冷えなどが原因で血管が収縮して血流が悪くなります。血行不良になると、耳だけでなく全身の疲れやストレスで自律神経のバランスが崩れるリスクが高まります。
また、ひどい場合は、うつ病や不眠症を引き起こすこともあります。
耳を温めるメリット
耳を温めるメリットは、自律神経が整うことやリラックスできること、良質な睡眠が得られることなどさまざまです。
うつ病や不眠症の改善も期待できるので、耳が冷えている人や耳疲労を感じている人は耳を温めるようにしてみてください。
ここでは、耳を温めるメリットをいくつかご紹介します。耳を温めることで得られるメリットを知って不調を改善していきましょう。
自律神経が整う
耳を温めるメリットのひとつは自律神経が整うことです。耳には自律神経に影響を及ぼすツボが集まっているため、耳を温めることで自立神経が整うといわれています。
内臓や体温、代謝など体の機能をコントロールする自律神経は、日中の活動時に優位になる「交感神経」 と、夜間やリラックスしているときに優位になる「副交感神経」の2種類の神経があります。
毎日、元気に過ごせるのは、この2つの神経がバランスよく整っているからですが、自律神経が乱れると倦怠感や頭痛、気分の落ち込みなど心身の不調が起こるため注意が必要です。
リラックスできる
耳を温めて副交感神経が優位になると自律神経のバランスが整い、リラックス効果が期待できます。
心身がリラックスすることでイライラが解消されて気分が落ち着いたり、快眠が得られたりします。
睡眠の質が高まる
耳を温めることで睡眠の質も高まります。 耳には自律神経を司るツボが集中しているため、温めることで副交感神経が活発になります。
その結果、血圧や深部体温が低下して身体が休息モードになると寝つきもよくなり、睡眠の質を高めることにつながります。
血流がよくなる
耳が温まって副交感神経が優位になると血流の改善が期待できます。また、内耳の血流もよくなるため、頭痛やめまいの軽減にもつながります。
さらに、耳は脳に近いことから脳の血流もよくなり、認知症の予防にもなるといわれています。
頭痛やめまいの予防
頭痛やめまい、だるさ、眠さの原因はさまざまですが、原因のひとつに寒暖差や自律神経のバランスが崩れていることが挙げられます。
とくに、頭痛やめまいは日常生活や仕事にも支障をきたしやすいため早めの対策が必要です。
耳を温めることで自律神経が整い、頭痛やめまいも緩和できるといわれますが、ジョギングやウォーキングなどの適度な運動を取り入れてみましょう。
耳の温めは「天気痛」にも効果的⁉︎
「天気痛」という症状をご存知ですか?
季節の中でも春は要注意!気圧の変化が不安定になるため天気痛の症状が現れやすく、めまいやだるさ、頭痛などの症状を訴える人が増えています。
天気痛の原因は、天気の変化によって内耳や自律神経に作用して現れることが考えられます。
もしもだるさや頭痛、めまいなどの症状を感じている人は、以下のセルフチェックで天気痛かどうか確認してみてください。
- 普段から頭痛持ち
- 首や肩がよくこる
- ひざ痛や腰痛がある
- 立ちくらみやめまいが起こる
- 耳鳴りがすることがある
- 手や足に関節痛がある
- 不意に憂鬱感や不安感に苛まれることがある
- 気持ちが落ち込む
- やる気が出ない
気圧の変化による情報が脳に伝達されてストレス反応を引き起こし、交感神経の働きが優位になります。その結果、血管が収縮して自律神経が乱れ、めまいや頭痛などの不調を引き起こします。
このように、「天気」と「自律神経」は密接な関係にあり、気温や気圧の変化などによって起こる不調の緩和は、耳の温めが大切です。
耳を温める方法
耳疲労を緩和することで、不調が改善されたり睡眠の質が高まったりする効果が期待できます。耳疲労を緩和するためにおすすめの方法は「耳を温めること」です。
耳を温める方法は、耳つぼマッサージやカイロ、ホットタオルなどいくつかあります。
ここでは耳を温める方法について詳しく解説していきます。どれもすぐに取り入れられるものなので気軽に始めてみてくださいね。
耳つぼマッサージ
耳を温める方法のひとつは耳つぼマッサージです。
耳にはたくさんのつぼがありますが、とくに耳の上部中央あたりにある「神門」と呼ばれるつぼは、自律神経の中枢となる視床下部に作用します。この神門付近をやさしく揉みほぐしながらマッサージすることで、自律神経の整えられます。
マッサージするときは、オイルの使用がおすすめ。からだを温め、リラックス効果や耳の血行を促進、不眠や難聴などの改善も期待できます。
カイロで温める
カイロで耳を温めることもおすすめです。耳をカイロで1分ほど包み込むように温めるだけで、頭や首のあたりが軽く感じられるでしょう。
カイロなら手も濡れず、ある程度の時間は温め続けられるので簡単に耳を温めることができます。また、持ち運びができるので、外出先でも耳を温められるでしょう。
ホットタオルで温める
自宅ではホットタオルで耳を温める方法もあります。ホットタオルで温める方法は以下のとおりです。
- 水で濡らしたタオルを軽く絞る
- レンジで1分程度温める
- 耳に温めたタオルを当てる
1分以上温めるとホットタオルが熱くなりすぎるので要注意。もしも熱くしすぎた場合は、少し冷ましてから耳に当てるようにしましょう。
ホットタオルのベストタイミングは、就寝前が効果的です。
耳あてで温める
耳あてで耳を温めることもおすすめです。夜や肌寒い日の外出時はもちろんですが、自宅にいるときも有効です。冬以外の季節は自宅で使用するといいでしょう。
副交感神経が優位になる夜や入浴後に行うとリラックス効果を高めることができます。
耳を温める時の注意点・効果アップ
耳を温める方法は簡単にできますが、注意点がいくつかあります。耳を温めるときの注意点を知って効果を高めましょう。
耳を温める温度や時間に注意する
耳を温めるときは、人肌よりも温かい42度くらいがおすすめです。耳を温める時間は約5分程度にし、10分以上温め続けないことがポイント。
とくにカイロは熱くなりやすくやけどにもつながるので気をつけましょう。
全身を温める
耳だけではなく全身を温めることも大切です。入浴したり腹巻きや靴下を身につけたりするなどして、全身を温めるように意識してみましょう。
隙間時間や入浴後、就寝前など短時間でストレッチや軽い運動をするのもおすすめです。
耳の温めグッズで「耳温活」をはじめよう!
耳疲労の対策は「耳を温めること」です。ホットタオルや耳つぼマッサージも効果的ですが、忙しくて時間がない人は耳温活ができる耳の温めグッズがおすすめです。
今回ご紹介するのはテンダーセンスの「ナイトループ」。就寝前に耳に装着するだけでOKなので、忙しい人も続けることができます。着脱も簡単で手軽に耳を温めてくれるので、耳温活におすすめのアイテムです。
ここでは、「ナイトループ」の特徴を詳しくご紹介していきます。
ナイトプールの特徴
「ナイトループ」は、寝る前に5〜10分耳に装着するだけで深い睡眠に導いてくれる快眠グッズです。
「ナイトループ」の素材は、高伸縮性を備えた耳たぶのように柔らかい超柔軟ゲル素材の「クリスタルゲルⓇ」でつくられています。タナックオリジナルのゲル素材で、医療現場でも使用されている安心・安全な素材です。肌あたりがやさしく、ほどよい締めつけで耳をじんわり温めます。
「ナイトループ」の使い方は簡単!耳をくの字に曲げ穴を通し、耳の上と耳たぶに引っ掛けて装着するだけでOK。耳が温まることで副交感神経の働きをよくして、睡眠の質を高めてくれます。
「ナイトループ」を外したあとは耳周辺や顔、首周りの体温が上がり、自律神経の働きを高めます。リラックス効果の働きも加わって睡眠の質を高めてくれるでしょう。
「眠れない」「眠りが浅い」「ぐっすり寝ても朝すっきりしない」など睡眠の悩みがある人や、1日の終わりにリラックスしたい人におすすめの快眠グッズです。
まとめ
気づかないうちに耳は疲れているものです。からだのだるさや疲れ、頭痛、不眠などを感じている人は耳疲れを疑い、耳を温めてみるといいかもしれません。
耳はを温めることで自律神経が整い、快眠やリラックス効果、血行促進などが期待できます。マッサージやホットタオル、耳あてなど身近なもので耳を温められるので、忙しい人でも簡単に取り組むことができます。
どうしても時間がない人やもっと効果を得たい人は、耳を温めるグッズを使用するのもおすすめ!
テンダーセンスの「ナイトループ」は、就寝前に耳に装着するだけでOKの簡単耳温活グッズなので、ぜひ一度試してみてくださいね。