足裏には数々のツボが集結しています。からだに不調を感じたとき、足ツボを押す人も多いのではないでしょうか。
「体がだるい」「疲れが取れない」「体調不良が続いている」このような悩みがある人には足裏マッサージがおすすめです。
症状に合わせて足ツボを刺激するだけでさまざまな効果が期待できます。
本記事では、足裏マッサージの効果、やり方のポイントや注意点、おすすめのグッズなどをご紹介します。
最近からだが疲れている、からだがだるいと感じている人はやり方のコツや注意点などを知って、足裏マッサージをぜひ参考に試してみてくださいね。
マッサージのやり方次第で足裏は楽になる?
普段靴によって圧迫されている足は、凝り固まって血流が悪くなっています。足裏の血行が悪くなると全身の血行も悪くなりやすいため、リラックス効果が得られません。
足裏には数々のツボが集結しているため、マッサージ次第で足裏の凝りがほぐされ楽に感じられるでしょう。
足裏マッサージとはどんなもの?
足裏には数々のツボや反射区があり、足ツボに刺激を与えることで不調の改善が期待できます。足裏マッサージでは、足裏に溜まった老廃物を流すこともでき、リンパの流れもよくします。
たとえば、土踏まず付近のツボをマッサージで刺激することによって、便秘や胃の不調などの予防に効果があるといわれています。
そのときの不調に合わせて足裏をマッサージすれば、体調の改善が期待できます。
足裏反射区とは?
足裏には反射区があり、からだの部位と連動しています。反射区は足裏をはじめ足の甲やかかとなどにもあるので、不調に合わせて足裏反射区を刺激してみましょう。
各器官や内臓につながる末梢神経が集中した反射区は足裏に集中しているといわれ、気になる反射区を刺激することで器官や内臓の活性化に作用します。
自然治癒力を高める
足裏マッサージをすることで自然治癒力を高めることにもつながります。足裏マッサージによってデトックスされ、健康を維持が期待できます。
足裏マッサージで溜まった老廃物を取り除いて、本来人間が持つ自然治癒力を高めていきましょう。
足裏マッサージの5つの効果
足裏のマッサージは痛いイメージをもつ人が多いでしょう。「痛いからあまりやりたくない」と思う人も少なくありません。
足裏マッサージをすることによって得られる効果はいくつかあり、心身ともに不調の改善が期待できます。
ここでは、足裏マッサージの効果について紹介します。
代謝がよくなる
血行が促進されることで新陳代謝も向上し、老廃物の排出が促されます。
足裏には代謝がよくなるツボが集中している部分なので、点押しでほぐしても、全体を軽く揉み解すだけでも、じんわりと温かくなるのを感じられます。
デトックスされる
足裏マッサージで足ツボを刺激することで血行促進効果が期待できます。また、血行が悪くなると老廃物が蓄積されて代謝も悪くなってしまいます。
血行が促進されることで代謝が向上し、溜まった老廃物の排出によるデトックス効果を高められます。また、冷え性やむくみ、だるさ、疲労などの解消にもつながります。
むくみがやわらぐ
足裏マッサージで足裏を刺激することで、血行が促されて蓄積された老廃物が流れやすくなるため、むくみや冷えが軽減します。
足裏マッサージだけでなく足首を回したり、ふくらはぎをマッサージすることで、より効果的にむくみの解消が期待できます。
足の指を内側に曲げてできたくぼみのところを強めに押してみましょう。このあたりを押すことで、リンパの流れが促されてむくみの軽減につながります。
痩せやすくなる
足の裏には「脂肪燃焼」や「食欲抑制」などのダイエットに効果的なツボが存在します。
とくに、脂肪燃焼にあたるツボは、人差し指と中指の間の付け根から下の土踏まずの上部あたりに効果的なツボがあるため、その周辺あたりを刺激してみましょう。
ポジティブになる
足裏マッサージをすることで、ポジティブな感情を与えるといわれています。
体の働きやバランスなどを調整している自律神経を整えることで、本来持っている自然治癒力が回復して体調が整いやすくなります。
体調が整い、毎日を元気に過ごせるようになると気持ちも前向きになれるでしょう。
リラックスできる
足裏マッサージの効果のひとつは、リラックスできることです。体の不調は心の不調にもつながるため、悩み事が多かったり集中力が落ちたりすると体のだるさや疲れが出やすくなります。
足裏マッサージをすることで心身がほぐれてリラックス効果をもたらし、少しずつ症状も和らいでいくのを実感できるでしょう。帰宅後の隙間時間や休憩時間、デスクワークの合間に足裏マッサージを取り入れるだけでも、リラックス効果が得られます。
効果を高める足裏マッサージのやり方・ポイント
せっかく足裏マッサージをするなら効果を感じたいですよね。足裏マッサージの効果を高めるためにもやり方やポイントがあります。
足裏マッサージで不調を改善したい人は、ぜひ試してみてくださいね。
マッサージ前に体を温める
足裏マッサージをする際は、マッサージ前に体を温めることが大切です。
筋肉がほぐれてやわらかくなっているときの方が効果が期待できるため、マッサージの前に入浴したり足湯などで温めたりしてマッサージ効果を高めましょう。
痛気持ちいい強さで押す
足裏マッサージで足ツボを刺激するときは、痛くすることで効果が高まるわけではありません。強い力でマッサージをしていても、足や指を傷める可能性があります。
足裏マッサージをするときのおすすめの強さは、「痛気持ちいい」と感じる程度の強さです。力加減が難しいですが、上半身の体重をかけて力加減を調整しましょう。
体調にあわせてつぼ押しする
そのときの体調に合わせた足裏マッサージをすることも大切です。不調の原因や場所がわかっているときはピンポイントでツボを押しましょう。
たとえば、以下のような症状に効くツボがあります。
- 生理痛・・・土踏まずより少し上の中央部分、かかとの真ん中、足の側面部分
- 便秘・・・足裏の中央
- むくみ・・・土踏まずより少し上の中央部分
また、睡眠不足や頭が重いときなどは親指を指圧すると、頭がスッキリするような感覚を実感できます。
道具を使用する
足裏マッサージの効果を高めるポイントのひとつは、道具を使用することです。
手指で上手く力を入れられなかったり、腕が疲れたりして続かないという人は、道具を使った足裏マッサージをしてみましょう。
足つぼの道具には、専用の棒やマッサージ器、マット、ゴルフボールなどさまざま。足裏マッサージの効果を高めたい人は、足ツボ専用の棒やマッサージ器がおすすめです。
忙しい人やながらマッサージをしたい人は、マットやゴルフボールでつぼを刺激してあげるのもいいでしょう。
マッサージ後水分をとる
足裏マッサージ後は水分をとることも忘れずに。マッサージ後は、首や肩のこりが解消して、体中が温かくなります。
マッサージ後は血行がよくなるため、新陳代謝が活発になって脱水の恐れがあります。そのため、足裏マッサージ後は必ず水分補給は忘れずに行いましょう。
また、水分をとることで血液中に水分を届け、酸素や栄養を届けるサポートをする役割もあります。
【悩み別】足裏マッサージのやり方
足裏マッサージは、症状によって刺激する場所も異なれば、やり方も異なります。
ここでは、主な不調の症状に合わせた足裏マッサージのやり方をご紹介していきましょう。自分の不調が当てはまる人は、ぜひ実践してみてください。
便秘をよくする
便秘にお悩みの人は、以下のようにマッサージしてみてください。
- 土踏まずに親指を重ねて固定する
- 指の腹を使ってゆっくり圧をかけて緩めるを繰り返す
- 土踏まずのあたりを大きくコの時に指に圧をかけながらすべらせていく
右足:上行結腸
右足・左足:横行結腸
左足:下行結腸、直腸、肛門
このようにそれぞれ反響区があるため、右足から左足の大腸から肛門までコの字を描きながら刺激を与えることで、腸の動きの活性化が期待できます。
生理痛を和らげる
生理痛にお悩みの人は、以下のように足ツボをマッサージしてみてください。
- 土踏まずより少し上の中央
- かかと中央
- 足の側面
この3つのツボを刺激してみましょう。かかとは、子宮や卵巣に働きかけるツボといわれるため、生理痛や生理不順に効果が期待できます。
また、ふくらはぎのマッサージも効果的です。両手でふくらはぎをつかみ、足首から膝裏に向かって力を入れながら手をすべらせていきましょう。むくみやすいふくらはぎをマッサージすることで血行をよくして、冷えの解消にも期待できます。
胃の不調をとりたい
土踏まずは胃腸の不調を改善するツボです。
「胃が重い」「胃腸に負担がかかっている食生活をしている」という人は、土踏まずをもみほぐすことで胃腸の働きを手助けします。
むくみを解消する
リンパの反射区であるくるぶしは、むくみの解消が期待できます。リンパの流れが悪くなると体がむくみやすくなるので、日頃からむくみを感じている人は、くるぶしのつぼを刺激してみましょう。
くるぶしの上から足の甲へ向かって手の親指をすべらせるようにマッサージするのがおすすめです。
足裏マッサージのやり方の注意点
足裏マッサージは、休憩時間や隙間時間で気軽にできるマッサージのひとつですが、やり方にの注意点があります。
足裏だけではなくふくらはぎもほぐすとより効果的なので、足裏マッサージをする人はポイントを押さえて行いましょう。
ここでは、それぞれの注意点について紹介します。
食後すぐのマッサージは控える
食後すぐのマッサージは控えましょう。
食後は、食べ物を消化するために消化器が働いています。その状態でマッサージを行うと消化不良をおこす恐れがあります。
マッサージはできるだけ食前か食後30分以上経ってから行うようにしましょう。
足裏だけでなくふくらはぎもほぐす
足裏だけでなくふくらはぎもほぐすことで効果アップが期待できます。ポイントは、膝下あたりまでマッサージすること。血行が促進されて、体調が整いやすくなります。
アキレス筋と内くるぶしの間の溝の部分にある部分は、血行促進に効果的なので、足の冷えや女性特有の悩みを抱えている人は実践してみてください。
また、ふくらはぎの中心部にあたるツボは、便秘や疲労の改善に効果があるといわれています。むくみもとれる効果があるので、美脚を手に入れたい人にもおすすめです。
就寝前のマッサージは避ける
就寝前の足裏マッサージも避けましょう。
老廃物を排出しようと働きかけるので、夜間のトイレの回数が増える可能性があります。
トイレで夜中に起きてしまうと睡眠にも支障をきたすので、就寝前のマッサージには気をつけながら行いましょう。
足裏グッズで効果的にマッサージするやり方を紹介
足裏マッサージをする時間がない人や忙しい人は、足裏グッズを使用するのもおすすめです。今回おすすめする足裏グッズは、テンダーセンスの「アシパカ」です。
アシパカは、一つひとつの隙間に足の指をはめることで足指全体を広げ、足指ストレッチに役立つアイテムです。
縮こまっていた足の指を開ろげて、足裏や足のアーチを鍛える効果が期待できます。
お風呂でも使える
「忙しくてストレッチする時間がない」「リラックスしながらマッサージ効果も欲しい」という人にもぴったり。アシパカは、装着したまま室内を歩けるうえに、お風呂でも使えるため「ながらマッサージ」が可能です。
お風呂で足指を温めてほぐすと血行をよくして、リラックスとマッサージの相乗効果が期待できるのがアシパカの魅力です。
アシパカの素材は丈夫なEVA素材を使用し、何度使っても型崩れしないのもうれしいポイントです。
アシパカを使ったストレッチやトレーニング
アシパカを使用したまま行うおすすめのストレッチは以下のとおりです。
【つま先を持って手前に反らせるストレッチ】
アシパカを装着したら、つま先を体の方に向けて倒していき、足裏を反らせる
【ぐるぐると足首まで回してほぐすストレッチ】
アシパカを装着したらつま先を持ってゆっくり足首を回すストレッチです。1日3分するだけでOK。
【足指のグーパー】
アシパカをつけた状態で、グーパーをするように握ったり開いたりを繰り返すストレッチです。
【足首を前後に倒したり引いたりを繰り返す】
アシパカを装着したら足首を動かして前に倒したり、手前に引いたりを繰り返します。
まとめ
足裏のマッサージは、足ツボに刺激を与えることによって不調の予防が期待できるというもの。
足裏マッサージでは、足裏に溜まった老廃物を流してリンパの流れをよくすることで、むくみや冷え、女性特有の悩みなどの予防につながります。ほかにも、代謝がよくなったり、リラックス効果を高めたり、痩せやすくなったりする効果も期待できます。
しかし、足裏マッサージの効果を高めるには、マッサージ前に体を温めることや食後、就寝前にマッサージを行わないことなど注意点もあります。
忙しくて足裏マッサージをする時間がない人は、足裏グッズを使用するのもおすすめです。テンダーセンスの「アシパカ」は、足の指をはめるだけで足指全体を広げて、凝り固まった足指をほぐしてリラックス効果が期待できます。
また、アシパカを装着したまま足裏マッサージするのも効果的なので、ぜひお試しください。