日常生活のなかで、自分の姿勢に意識を向けたことはありますか?
脚を組んだり、カバンを同じ肩にばかりかけたり、体の重心を利き足の方にかけていたりと、気づけば心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
そのような日頃のクセによって、肩こりや腰痛、不眠など体のあらゆる不調が骨盤のゆがみから起きている場合があります。
骨盤のゆがみに対して悩みがある方におすすめするのが、骨盤矯正ヨガです。
今回は骨盤矯正ヨガの特徴や効果、おすすめのヨガのポーズについて紹介していきます。
骨盤矯正ヨガとは?
骨盤矯正ヨガという言葉を耳にしたことのない方、聞いたことはあるけどどのような内容のヨガなのか疑問に思う方は多いです。まずは骨盤矯正ヨガの基本的な情報からみていきましょう。
骨盤矯正ヨガってなに
ヨガのルーツは古代インドから発祥し、宗教的なおこないで精神と肉体を鍛錬する目的があります。
骨盤矯正ヨガとは、骨盤周りの筋肉をほぐし強化することで、骨盤のゆがみを治し、体のバランスを整えるヨガです。簡単にいうと、骨盤矯正ヨガには左右の骨盤の位置を正しく整える目的があります。
骨盤は人間の体の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ大切なパーツです。
骨盤がゆがむことで上半身に与える影響は、肩こりや腰痛によるものです。正しい位置からズレていると、骨盤より上の上半身にもゆがみが生じ、痛みが現れてしまうのです。
下半身の主な役割は、歩行時の動作で衝撃や振動を吸収することです。骨盤がゆがむことで下半身の可動域が狭くなり、足の痛みや疲れなどを引き起こします。
また内臓にも繋がりがあり腸や腎臓は骨盤の内側に位置し、骨盤がゆがむとこれらの内臓に大きな影響を与え、内臓機能を低下させる可能性があります。
骨盤矯正ヨガは、全身のゆがみや体の内側の内臓機能をも整える効果が期待できます。
こんな症状ありますか?
骨盤のゆがみは、体のあらゆる場所に不調サインを出している可能性があります。骨盤の歪みによる主な症状は次のことがあげられます。
- 冷え性でむくみやすい
- 肩こりや頭痛が起こる
- 腰痛持ちである
- 猫背である
- 左右の肩の高さが異なる
- O脚やX脚である
- 生理痛がひどい
骨盤に直接関係する腰の痛みのほかにも、これほどの症状が関係していることに驚く方も多いでしょう。
骨盤のゆがみは身体の不調だけでなく、自律神経が乱れるといった神経や精神的な不調にも繋がります。たとえば、イライラしたり鬱状態を引き起こしたりと心にも負担がかかり悪影響を及ぼす可能性があります。
ヨガで骨盤矯正する理由
実際に、骨盤のゆがみはどのような原因で生じるのでしょうか。ヨガで骨盤矯正する理由には、骨の基盤でもある骨盤を正しい向きに調整し、全身を整える意味があります。まず、ゆがむ原因や日常生活の癖をしっかり理解することから始めましょう。
骨盤がゆがむ原因
鏡の前で自分の体をチェックした時に、肩の高さが左右で異なっていたり腰の位置がズレていたりするのを発見した時に「骨盤がゆがんでいるのでは?」と心配になります。
しかし、骨盤は骨なので骨盤自体がゆがんでいることはありません。実は、骨盤の歪みは、骨盤周りの筋肉のバランスが崩れたことが原因として考えられます。
日常生活の悪いクセ
骨盤がゆがむ日常生活の悪いクセをチェックしてみましょう。
- 足を組む
- 片方の肩ばかりにカバンをかける
- 利き足に重心を預けて立つ
- 横向きに寝る
- デスクワークや長時間同じ姿勢でいる
- 猫背や反り腰になる
骨盤のゆがみを引き起こす多くの原因は、日常生活の悪いクセによるものです。
私たちの体は右利きや左利きにより、どちらか片方のみを多く使用する習慣が自然と身についています。よく使われる方は当然筋肉が発達し、筋の伸び方も変わってきます。
骨盤のゆがみが気になる方は、骨盤矯正に効果的なヨガのポーズを習慣にすることで、骨盤周りの筋肉のバランスを整え、骨盤を本来の位置に整えることが大切です。
日頃から日常生活のクセを直せるよう意識しましょう。
骨盤矯正ヨガはこんな方におすすめ
クセを直すことである程度、骨盤のゆがみは緩和されますが、長期間に渡る生活習慣のクセはそう簡単に直せるものではありません。
そこでおすすめなのが骨盤矯正ヨガです。とくに骨盤矯正ヨガが向いている方は以下のような方です。
長時間のデスクワークが続く方
長い時間の座りっぱなしの姿勢は肉体的に疲労が溜まりやすいです。机の上で作業したあと肩や首、腰などが痛み、疲れを感じる方は多いのではないでしょうか。
座った状態は骨盤周りの筋力を低下させ、血流も悪くなるため健康に害を及ぼす場合もあります。腰回り筋肉のコリや強い痛みを感じやすくなったり、むくみやすくなったりと不調を感じる方におすすめです。
運動不足な方
車移動や電車通勤が多い方、毎日忙しく運動する時間を取れない方は、骨盤周りの筋肉を使えてない場合があります。そのため、コリが溜まりやすく筋力が低下してしまうのです。
骨盤矯正ヨガなら簡単なストレッチから筋力を強化するポーズもあるため、運動不足の解消に効果が期待できます。
妊娠・産後の体型が気になる方
女性は妊娠や出産を経験する機会があり、男性よりも骨盤がゆがみやすい傾向にあります。妊娠中は体のとくに腰の部分に負荷がかかり、骨盤のゆがみが徐々に現れます。出産時には骨盤が大きく開き、そのまま放置すると体型が崩れやすく、産後太りの原因となります。
妊娠中に軽く体を動かしたい、妊娠前の元のスタイルに戻したいママさんに、骨盤矯正ヨガはとてもおすすめです。
ダイエットしたい方
骨盤周りの筋肉は、筋肉量が多くエネルギー消化が大きな部位でもあります。骨盤矯正ヨガなら姿勢を整えたり細かい動きをとったりすることで、インナーマッスルを鍛えられ痩せやすい体作りを目指せます。
また骨盤の歪みは下半身に与える影響がとくに大きいことから、足のむくみ太りやお尻のたるみなど上半身よりも下半身が太くなる方も多いです。そのため、下半身ダイエットをしたい方にも、骨盤矯正ヨガはおすすめです。
骨盤矯正ヨガの効果とは
骨盤矯正ヨガは骨盤周りの筋肉強化につながるため、さまざまな効果が期待できます。得られる効果について6つにまとめました。
姿勢の予防
骨盤矯正ヨガをおこなうことで、もっとも変化を感じやすいのは姿勢です。姿勢は誰しも日常の生活の中で、悪いクセを身につけているものです。そのクセのつき方により不調が現れる部位は異なります。
骨盤矯正ヨガならあらゆるポーズがあり、自分の気になる部位に効かせる動きができるため、その部位の1点のみを強化するアプローチの仕方も可能です。
不調の解消
骨盤のゆがみは、体全体にさまざまな不調をもたらします。休んでいてもなぜか疲れが取れない、頭痛や腰痛に悩まされるなど原因がわからない時があります。
その場合、内臓を正しい位置に維持できておらず、内臓そのものの機能が低下し体が冷えて、不調が現れていることも考えられます。
そのため、骨盤矯正ヨガで骨盤の位置を正しく整えると内臓の位置も戻り、不調が解消される可能性があります。
痩せやすい体作り
ダイエットを成功させるためには、痩せやすい体作りを目指す必要があります。太ってしまった体は血行やリンパの流れが悪く、足全体がむくんだり筋肉が足りず体冷えていたりと悪循環を起こしています。
痩せやすい体にするには体の表面の筋肉ではなく、内側のインナーマッスルを鍛えることで代謝をあげ脂肪燃焼効果を高めます。このインナーマッスルを強化するのにおすすめなのも骨盤矯正ヨガです。
産後ケア
骨盤矯正ヨガは女性に人気のケア方法ですが、とくに産後のケアとして活用するママさんが多いです。出産後開いてしまった骨盤は、そのまま放置すると元の体に戻りづらく、産後太りとはこのことが原因で呼ばれています。
産後は負荷の少ない運動から始めることが重要であるため、骨盤矯正ヨガなら強度を調整できるため効果が期待できます。しかし、産後のヨガは医師に相談してから始めるようにしましょう。
ケガの予防
骨盤矯正ヨガは、ケガの予防にも効果的です。骨盤周りの筋肉は、使う機会が少ないと徐々に硬くなってゆき柔軟性がなくなります。筋肉がコリ固まると、体の可動域が制限されたり伸ばしたりすることが難しくなります。
その結果、少し普段と異なる動きをした時に体を痛めたり、反応が鈍くなったりとケガの原因に繋がりやすくなります。そのため、骨盤矯正ヨガは体の柔軟性をアップさせることにも向いています。
生理痛の軽減
生理痛がひどい方は、骨盤周りの血液循環が滞っていたり、慢性的な冷えによる影響だったりする可能性もあります。
生理中は腰やお腹が重だるく、ずっと寝たきりや座ったきりになることもあります。そのため下半身の血行が悪くなり、女性系疾患にも影響を及ぼす恐れもあります。
骨盤矯正ヨガで、体の血行をよくするポーズを取り入れることで、生理痛を和らげる効果も期待できます。
骨盤矯正ヨガをする時間帯で効果に影響する⁉︎
実際に骨盤矯正ヨガをおこなっている方は、スタジオでレッスン受けるスタイルや自宅の空きスペースでおこなうスタイルがあります。どちらでおこなうにしても、ヨガに適した時間帯はあるのでしょうか。
結論は、朝と夜でそれぞれメリットが異なります。時間帯でどのように効果が影響するのか詳しく解説していきます。
心身をスッキリさせる「朝ヨガ」
朝ヨガをおこなうと骨盤周りの筋肉が活発になり、1日が終わるまで骨盤がなるべく開かないような状態をキープしてくれます。空腹の状態で骨盤矯正ヨガをおこなうと、脂肪燃焼が促せられ体質改善効果も期待できます。
また朝ヨガなら、副交感神経と交感神経に刺激を与え、切り替えがおこなわれます。神経が刺激されると朝の目覚めがスッキリし、1日を活動的に過ごせるようになります。
さらに朝ヨガの効果を高めるには、朝日を浴びながら素足で太陽エネルギーを吸収する気持ちでおこなうとよいでしょう。
心身をリラックスさせる「夜ヨガ」
夜ヨガは、朝ヨガの1日を活動的にする効果とは逆に、心身をリラックスさせる効果が期待できます。とくに寝る2時間前がベストです。夕飯を摂ったあとなるべく空腹に近い状態でおこなうようにしましょう。なぜならヨガはスムーズな呼吸が大切であり、内臓を圧迫するポーズがあるからです。
夜ヨガには、体のコリや関節をほぐし血行を促進する、1日の疲れやストレスを解消する効果があります。緩やかな動きで心身の緊張を気持ちよくほぐし、体を温め自律神経を整えます。
日中、座りっぱなしや立ちっぱなしが多い方は、夜ヨガによる効果で質のよい睡眠をとることができます。
骨盤矯正に効果的なヨガのポーズ
ここからは自宅でも簡単におこなえる骨盤矯正に効果的なヨガのポーズを7つ紹介していきます。
骨盤のゆがみに「英雄のポーズ」
英雄のポーズは、体幹を鍛えることで便秘や肩こり、腰痛、足のむくみまで万能に効く骨盤矯正ヨガです。
〈正しいポーズの方法〉
- マットの前方に立ち左足のつま先を先端に向ける
- 右足を大きく引き足先を斜め45度に開く
- 骨盤は前方に向けて左足を踏み込む
- 息を吸いながら両手を下から上に持ち上げる
- この状態をキープし深い呼吸を5回繰り返す
初心者向けの「猫と牛のポーズ」
猫と牛のポーズは、ヨガ初心者におすすめの簡単なポーズです。猫のように肩や腰を丸め、牛のように腰をそらせます。
〈正しいポーズの方法〉
- 床に両手をつき四つん這いの状態になる
- 肩の下に手首、骨盤の下に膝を固定する
- 息を吸いながらお尻を天井に向け、お腹を床に近づけるように背中をそらせる
- 息を吐きながらお腹を床から引き上げ、おへそを覗き込むように背中を丸める
- 呼吸を止めずに5回繰り返す
肩こりの解消に「三日月のポーズ」
ダイナミックに動かす三日月のポーズは、全身の筋肉強化やストレッチに繋がります。骨盤を支える腸腰筋を伸ばし、緊張による骨盤のゆがみに効果的です。
〈正しいポーズの方法〉
- 両膝を肩幅に開いた四つん這いから、右足を両手の間、左足を後ろに引き足の甲を寝かす
- 上半身を起こし右膝を90度に曲げる
- 息を吸いながら両手を合わせ、天井に向かって伸ばす
- 息を吐きながら上半身を後ろにそらしながら腰を落とす
- 肩の力を抜き胸を開くように意識し、5回深呼吸する
産後ケアに「橋のポーズ」
橋のポーズは、内ももの筋肉を引き締め骨盤底筋にアプローチします。産後ケアや体全体のゆがみに効果的な骨盤矯正ヨガです。
〈正しいポースの方法〉
- 仰向けに寝て両足を腰幅に開きながら膝を立てる
- 両手の手のひらを床にむくようにおく
- 息を吸いながらゆっくりお尻を持ち上げ、膝、お尻、肩が一直線になるようにあげる
- そのままの状態で10秒間キープする
- 息を吐きながらゆっくり元の位置に下ろす
便秘の予防に「船のポーズ」
船のポーズは、下半身の引き締めにおすすめの骨盤矯正ヨガです。また、背筋や内臓機能の強化にも繋がるため便秘の予防にもなります。
〈正しいポーズの方法〉
- 仰向けに寝た状態で両膝を立てる
- 息を吸いながらお尻を持ち上げて、胸を顎の方へ引く
- 両手は背中の下で組む
- 膝が開きすぎないよう、太ももの内側を意識する
- この状態で5回呼吸を繰り返し、ゆっくりお尻を下ろす(そこで3回呼吸して休憩)
ウエストの引き締めに「ワニのポーズ」
腸骨と仙骨をつなぐ筋のストレッチに効果的なのはワニのポーズです。腰痛緩和やウエストを捻るためくびれを作りたい方におすすめです。
〈正しいポーズの方法〉
- 仰向けに寝る
- 息を吸いながら左膝を曲げ、両手で曲げた膝を抱える
- 息を吐きながら膝を胸に引き寄せ右足を真っ直ぐに伸ばす
- 右手で左膝を右側へ倒しながら、左腕は肩と同じ高さで伸ばす
- 顔は曲げた足と反対方向にむけ、両肩が床から浮かないようにする
- 5回呼吸を繰り返し、反対側も同じようにする
ヒップアップに「ダウンドッグのポーズ」
ダウンドッグのポーズは、お尻周りの筋肉をほぐしヒップアップに繋がります。加えて足裏全体のストレッチにも効果的です。
〈正しいポーズの方法〉
- 四つん這いの状態になる
- 両手をパーの形で一歩前におく
- お尻を高くあげ天井方向に持ち上げる
- かかとを下ろしてもも裏の伸びを感じながら、無理のない範囲で膝を伸ばす
- この状態5回呼吸する
骨盤矯正ヨガとストレッチの違い
「ヨガとストレッチは何が違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
どのヨガも共通していえるものは、骨盤矯正ヨガも呼吸が重要ということです。ヨガのポーズは呼吸とセットでおこなうもので、この呼吸法に大きく異なる点があります。
ヨガでは、丹田と呼ばれるお腹の奥深くを意識しながら、鼻から息を吸って鼻から息を吐く腹式呼吸を繰り返します。ゆっくり一定のリズムにのっとった呼吸をベースにおこなうことが特徴です。この腹式呼吸をヨガのポーズと合わせながら動くと、ポーズを取りやすくします。
ストレッチは肉体へとアプローチする目的であることに対し、ヨガは精神と肉体をつなげる目的があり、自己内観するための瞑想や深い呼吸を必要としています。
骨盤矯正ヨガにおすすめのアイテム
骨盤矯正ヨガには、姿勢の改善、体の不調、ダイエット、産後ケアなどさまざまな効果が期待できることがわかります。これらの効果をさらにアップさせるおすすめのアイテムがあります。
それがテンダーセンスの骨盤ベルト「Vi-Bel美尻」です。ここでは「Vi-Bel美尻」の特徴について詳しく紹介していきます。
骨盤を引き締めお尻の筋肉トレーニング
Vi-Bel美尻を装着するのみで骨盤を締めて、ヒップアップに効果的な中殿筋をアプローチします。厚さ3mmとスリムな形状なのに、しっかりと骨盤を支えます。ズボンにもすっぽりと収まりこっそりと装着できます。
肌に優しい安心素材
医療現場で活躍する超弾性シリコーン素材「タフシロン」を採用しており、筋肉のような伸びを実現しています。ピタッと肌に馴染み優しい素材であるため安心して使用できます。スポーツのプロの方にも選ばれるほど信頼性もあります。
骨盤矯正ヨガにはノーマルタイプ
Vi-Bel美尻の骨盤ベルトは硬さを3種類から選べられます。その中でもノーマルタイプは軽い運動向けで、骨盤矯正ヨガをおこなう際におすすめのタイプです。サイズもS、M、Lから選ぶことができます。購入前に公式サイトでサイズのチェックをするとよいでしょう。
まとめ
近年、オンラインヨガやYouTubeなどで簡単におうちヨガを始められるため、ヨガはさらに身近な存在になりました。
- 慢性的な体の不調や疲れを感じる
- ストレスを感じる
- 仕事や育児で体の負担が大きい
- 気持ちのよい睡眠がとれない
- 生理痛がひどい
- ダイエットがした
上記のことを感じる機会が増えた方に、骨盤矯正ヨガは非常におすすめです。
さらに日常生活の姿勢のクセや骨盤のゆがみに効果的なアイテムとして、今回紹介した骨盤ベルト「Vi-Bel美尻」がしっかりとサポートしてくれるためおすすめです。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
商品の購入はこちらから
https://tendersense.jp/products/vi-bel
Vi-Bel美尻 ¥2,090