「かかとが痛い」「足底が痛い」こういった経験をしたことはありませんか?
かかとが痛い場合、「足底腱膜炎」と呼ばれる症状を引き起こしている可能性があります。今回は、かかとの痛みの原因や痛む場合の対処法、効果的なストレッチ、おすすめのアイテムなどをご紹介します。
かかとが痛い人は原因を知って、痛みを緩和する方法を実践してみてくださいね。
かかとが痛くなる原因とは?
かかとが痛くなる原因は、運動不足や体重の増加、長時間の立ち仕事などさまざまです。ここでは、かかとが痛くなる代表的な原因をご紹介します。
運動不足
普段からあまり運動をしていない場合、急に運動をしてしまうと足のアーチの動きが変わり、強い負荷がかかりやすくなります。足底の筋肉が刺激を受けることで足底筋膜炎を発症しやすくなるので、運動不足の人は注意が必要です。
運動不足で急に体を動かすと怪我をしやすかったり、体が痛くなったりするように、足底筋膜炎も運動不足によって発症する可能性があります。
運動不足で運動を始める場合は、少しずつ体を慣らしていくことから始めましょう。
体重の増加
体重増加もかかとが痛くなる原因のひとつです。 とくに、急に体重が増えた場合、体を支える筋肉の力が追いつかないので、衝撃に耐え切れずにかかとに負荷がかかってしまいます。
足の病気
かかとの痛みは、以下のような足の病気が潜んでいる場合があります。
- アキレス腱付着部症
- アキレス腱滑液包炎
- 踵骨骨端炎
【アキレス腱付着部症】
スポーツや肉体労働など、繰り返しの負荷が原因でアキレス腱とかかとの骨の付着部に痛みが生じる病気です。ストレッチや装具療法、薬物療法などの治療を行いますが、適切な靴を履くことや中敷きを使用するなど日常生活で気をつけることもできます。
【アキレス腱滑液包炎】
ハイヒールを履く女性によく見られる病気です。かかとにある滑液包が炎症を起こして腫れや痛みが生じます。治療では、ヒールを履かないようにしたり、靴底のかかと部分にヒールパッドを入れたり、湿布やクリームを使用したりします。
【踵骨骨端炎】
10歳前後の男の子によく見られる病気といわれています。原因はオーバーユーズといわれ、かかとの痛みや腫れが生じます。治療では、安静第一となりますが、痛みが強かったり続いたりする場合は、松葉づえを使用することも。
また、中敷きの使用、湿布、マッサージ、ストレッチなどもかかとへの負荷を軽減するのに有効です。
スポーツ
足の痛みの原因のひとつは、スポーツによる足裏への負荷のかけすぎが大きな原因ともいわれています。サッカーやバレーボール、バスケットボールなどジャンプやストップ&ゴーを多用する競技は要注意です。また、ランニングやジョギングでも長時間走ったり、オーバーワークのトレーニングでも起こります。
現在は、ダンスをやる人も増えましたが、ダンスも硬い地面の上でジャンプやステップなど衝撃を伴うことが多いので、足底に大きな負荷をかけやすくなります。
長時間の立ち仕事
長時間の立ち仕事もかかとが痛む原因のひとつです。長時間立ち仕事をしている人は、足に全体重がかかった状態が長時間続くため、かかとに痛みが生じます。
また、重い荷物を運ぶ仕事も足底にダメージを与えます。長時間の立ち仕事の人や重い荷物を繰り返し運ぶ仕事の人は、途中で足の休息やストレッチをするようにしましょう。
かかとの痛みは足底腱膜炎が最も多い
かかとの痛みはさまざまな原因がありますが、最も多いのは「足底腱膜炎」です。ここでは、足底腱膜炎とはどういった症状なのか、原因やなりやすい人の特徴もご紹介します。
足底腱膜炎とは
足底筋膜炎とは、足のアーチを保つ重要な役割を果たす足底筋膜が炎症を引き起こすことです。足への衝撃や体重がかかることで足底腱膜に負荷がかかることによって起こります。
原因は、長時間の立ち仕事や歩行、体重増加、スポーツなどで、足底腱膜に過度な負荷がかかり痛みが生じます。放置すると痛みが増したり、歩行が辛くなったりする場合もあるので、注意が必要です。
足底腱膜炎のサイン
足底腱膜炎のサインは以下のような症状です。
- かかと中央が痛む
- 歩き始めたときに痛む
- かかとに体重をかけたときに痛む
- 朝起きて最初の一歩が激しく痛む
歩行開始時に、かかと中央あたりに痛みが強く現れることが多いといわれています。歩行困難になることは稀ですが、放置すると治療が難しい可能性もあるので、強い痛みや痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。
足底腱膜炎の原因
主な原因は、スポーツをすることで足底筋膜に負荷がかかることです。走ったり、ジャンプしたり、踏み込んだりといった動作が多いスポーツは足底腱膜炎のリスクが高くなります。
また、スポーツの中でも硬い地面で行うものや、足に合わない靴で行うことも足底腱膜炎を引き起こすといわれています。
スポーツ以外でも、長時間の立ち仕事や肥満、足の筋力低下、柔軟性の低下なども挙げられます。
こんな人がなりやすい
長時間の立ち仕事やマラソン、ハイキングなどのスポーツで足の裏に負担をかけがちな人がなりやすいといわれています。最近は、ジョギングやマラソンをする人が増えていますが、スポーツをしない中高年の人にもよくみられます。
また、以下のような人も足底腱膜炎になりやすいといわれています。
- 疲労の蓄積
- 加齢
- 足のアーチの高さが崩れている人
- ふくらはぎやアキレス腱が硬い人
- 新しい靴に変えた
かかとの痛みを和らげるのに柔軟性はなぜ必要?
かかとの痛みを和らげるには、足首と足、ふくらはぎの筋肉を柔軟に保つことが大切です。足底は、頭から足までの体重を支えながら歩くときも走るときも衝撃を受けるため、負荷がかかりやすくなります。
足底の衝撃を和らげるクッションの役割を果たすのが「足底腱膜」です。
足底の負担を軽減したり、通常どおり足底腱膜を機能させるためには、ストレッチをして柔軟に保つことが必要不可欠です。また、足底だけでなくふくらはぎの筋肉が硬くなることも足底にストレスがかかるため、ふくらはぎや腱のストレッチなども同時に行いましょう。
かかとが痛む場合はどうする?
かかとが痛む場合はどうすればいいのか、わからない人も多いのではないでしょうか。ここでは、かかとが痛む場合の対処法をご紹介します。
安静にする
かかとが痛む場合はまず安静にしましょう。しかし、関節や筋肉は動かさないままでいると硬くなったり痛みが出たりしやすくなります。安静にしながら様子を見て、軽めのストレッチを少しずつ始めてみるといいかもしれません。
アイシングをする
かかとが痛む場合は、アイシングをするのもひとつの方法。足底筋膜炎による痛み始めは、アイシングで痛みを抑えることができるため効果が期待できますが、冷やしすぎには注意が必要です。
凍傷や痛みが悪化することもあるため、まずは氷や保冷剤をタオルで包んで数分程度冷やしましょう。痛みが徐々に引いてきたら、冷却から保温に切り替えることもあります。温めることで筋肉を柔らかくしたり、血行をよくしたりするため効果的です。
テーピングをする
かかとが痛むときの対処法のひとつはテーピングです。テーピングには保護や固定などの役割があります。痛みが出始めたときや歩き出しが痛むという人は、痛む部分にテーピングを巻くと効果が期待できるでしょう。
テーピングは巻くだけなので簡単そうですが、肌に合わないことや間違った巻き方によって症状が悪化することもあります。
マッサージする
ふくらはぎ周辺のマッサージをするのも効果的です。アーチを支える筋肉の「後脛骨筋」や「腓骨筋」の付近をマッサージしてみてください。押したときに痛気持ちいい部分を重点的にマッサージしてみましょう。
たとえば、土踏まずにゴルフボールを置いて、足裏でゴルフボールを転がしながらほぐすマッサージがおすすめです。かかとから指の付け根付近にかけて広がる足底腱膜をほぐすには、土踏まずを刺激するのがポイント。ゴルフボール以外でもボール状のものであればOKです。
ストレッチをする
かかと周辺やふくらはぎのストレッチをすることも大切です。ストレッチを行うことでかかとの柔軟性を高めたり、血行を促したりして症状を緩和させることができます。
過度にストレッチすると症状が悪化することがあるので、隙間時間や空いた時間でリラックスしながら適度に行いましょう。
かかとの痛みに効果的なストレッチ
【足底腱膜マッサージ】
座ってから、足裏に手のひらを置き、反対の手で足指全体を掴んでゆっくり反らせます。次に、足の裏を手のひらでよくもみほぐしましょう。反対側の足も同様におこないます。
【ふくらはぎのストレッチ】
壁があるところで行います。両手で壁を押し、右足を前、左足を後ろで前後に足を開きます。両足ともかかとは床につけましょう。
右膝をゆっくり曲げて、左足のふくらはぎを伸ばします。両手で壁を押しながら行うと左足の後ろのふくらはぎからかかとにかけて伸びるので効果的です。
【すねのストレッチ】
すねをストレッチすることでふくらはぎから足首の柔軟性がアップします。立った状態で足指を丸め、足指の上面を床に付けます。
力加減に注意しながら前方に少し力を加えていきましょう。
かかとが痛む前に予防しよう!
歩行ができるとはいえ、かかとが痛むと仕事に集中できなくなったり、もう一方の片足に力が入って負担がかかったりすることもあります。
場合によっては、医療機関での治療が必要になることもあるので、かかとが痛む前に予防しておくことが大切です。
正しい姿勢を意識する
予防のひとつは、正しい姿勢を意識することです。片方に重心がかかった姿勢や猫背などの悪い姿勢は筋膜の機能が低下するといわれています。扁平足の原因にもなるので、正しい姿勢を維持する必要があります。
常に正しい姿勢をキープすることを意識しておきましょう。
太りすぎに気をつける
体重の増加は足底の負担につながるため、太りすぎには気をつけましょう。その体重分がかかとにかかってきます。
とくに、急激に足底に負担がかかると足底腱膜炎のリスクを高めることになるので、適切な体重をキープすることが大切です。
靴やソックスの見直し
靴やソックスの見直しも大切です。底が硬いもしくは薄いシューズは、着地の衝撃が強く足裏やかかとに負担がかかります。
クッション性があるかどうかも確認して靴選びをしましょう。ソックスは、左右の足にフィットしながら土踏まずの機能をサポートしてくれるソックスを選びましょう。
かかとが痛む時は何科を受診しますか?
かかとの痛みで何科を受診すればいいか迷ったときは、整形外科を受診しましょう。
「痛みが強くて耐えられない」「赤みがあって痛い」などの症状があれば早めの受診がおすすめです。
とくに、「強めに着地をしてから痛みが出始めた」「足をひねってから痛い」など、怪我がきっかけでかかとに痛みが生じた場合には、骨折や靭帯損傷などの可能性があります。腫れと内出血のサインがあれば、可能性が高くなるのですぐに受診しましょう。
また、患部の腫れや赤み、熱を持っている場合は、細菌感染を起こしている可能性があります。抗生物質による治療が必要な場合もあるため、こちらも早めの受診がよいでしょう。
かかとの痛みにおすすめのアイテム
かかとの痛みは痛みを和らげるグッズを使用するのもおすすめです。ここでは、テンダーセンスの「かかとゲルマスク」をご紹介します、
テンダーセンスの「かかとゲルマスク」には、3つの特徴があります。
- 「着けるだけ」の簡単ケア
- 医療現場で使用されている素材を使用。安心の日本製ではき心地抜群
- 3つの保湿成分配合で保湿剤を塗る手間を省ける
かかとゲルマスクをかかとにピタッと着けるだけでかかとの角質ケアができ、入浴後や就寝前、自宅でのリラックスタイムなど好きな時間に簡単にかかとの保湿ケアができます。
素材には、医療現場で使用されているゲルを採用しています。非常にやわらかく、高伸縮性も兼ね備えたタナック社オリジナルの素材は、足にしっかりフィットして肌触りも良く、履き心地も抜群です。
3つの保湿成分配合
「オリーブスクワラン」「スイートアルモンド」「ローズヒップ」の3つの保湿成分が配合された「かかとゲルマスク」。この3つの保湿成分が頑固で分厚いガサガサかかとをしっかり潤わせ、乾燥を和らげてくれます。
着けるだけで良いので、ボディクリームを塗らずにパック感覚で使用できます。
かかとゲルマスクの使い方
かかとゲルマスクはかかとに装着するだけなので、とても簡単です。ポイントは、かかとの位置にきちんと合うように装着すること。しっかりフィットしてかかとを保護し、様々な症状改善が期待できます。
お手入れも簡単
汚れが気になる場合もお手入れが簡単です。かかとゲルマスクを水またはぬるま湯で洗い流し、必要に応じて石鹸を使って汚れを落とすこともできます。
かかとゲルマスクを装着する際に滑りが悪いと感じた場合は、かかとゲルマスクを一度洗って乾かした後、ベビーパウダーを少量はたくとサラサラした質感に戻り、装着しやすくなります。
まとめ
かかとの痛みの原因は、運動不足や体重の増加、足の病気などさまざまです。とくに、かかとの痛みによる足の病気で多い足底腱膜炎は、長時間の立ち仕事やスポーツなどで起こることがあります。日常生活で足裏を酷使する人は注意が必要です。
放置すると治療が難しくなる場合もあるので、ストレッチやマッサージを取り入れて予防することが大切。
テンダーセンスのかかとゲルマスクは、硬くなったかかと周りを保湿して柔らかくしてくれます。簡単に装着できるので、装着しながらストレッチをしたり、リラックスして過ごしたりすることも可能。
かかとが痛いと感じる人は、セルフストレッチやマッサージ以外にも効果を高めるグッズを使い、ケアしていきましょう。
商品の購入はこちらから
https://tendersense.jp/products/heelsgelmask
かかとゲルマスク ¥1,408(税込)