「目は口ほどにものを言う」といわれるように、「目元」は人の第一印象を大きく左右します。さらに、マスク時代である昨今において、目元の印象はとくに重要です。
更に目の下にクマやたるみがあると、実年齢よりも老けて見られてしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、目元のクマやたるみの原因やセルフケアをご紹介します。美しく若々しい目元を手に入れて、マスク生活を楽しく前向きに過ごしましょう！
目元のたるみの原因
目の周りの皮膚は極めて薄く、他の部位の皮膚と比べても1/3ほどしかありません。そのため、間違ったケアをすると、クマやたるみを悪化させてしまう可能性もあるので注意が必要です。
まずは目元のシワやたるみの原因を知り、正しい改善方法へとつなげていきましょう。
加齢による肌の衰え
目元のシワやたるみの原因の多くは、加齢に伴う肌のハリ・ツヤの低下です。
肌は、表皮の奥の真皮にあるエラスチンやコラーゲンが組織を維持し、ハリを保っています。しかし、年齢とともにエラスチンやコラーゲンは減少します。
そのため、やがて目元にハリやツヤがなくなり、シワやたるみが引き起こされてしまうのです。
表情筋の衰え
長引くマスク生活で、顔の表情をあまり動かさなくなった方も多いのではないでしょうか？ 実はこれも、目元のたるみを引き起こす原因の一つになります。
「日頃から無表情でいることが多い」「あまり笑わない」といった方は、顔全体の表情筋が衰え、目元だけでなく口元やフェイスラインのたるみにもつながります。
目の筋肉の衰え
身体の筋肉と同様に、目の周囲の筋肉も使わなければどんどん衰えてしまいます。目の周囲にある筋肉「眼輪筋」が衰えると、目元の皮膚を支えられなくなり、それが原因となってたるみが引き起こされます。
乾燥による肌の衰え
皮膚の薄い目元は、他の部位と比べて乾燥しやすいのが特徴です。さらに加齢に伴う肌の老化、紫外線、エアコンなども乾燥の原因になります。
スマホやパソコンによる目の疲れ
長時間スマホやパソコンを見続けると、目が乾燥したり、ショボショボと違和感を感じたことはありませんか？
目の疲れが慢性化すると、目の周囲の筋肉が凝り固まって血行不良を起こし、やがて目元のクマやたるみへとつながってしまいます。
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目元のたるみによくある悩みベスト3
年齢を重ねるたびに、自分の目元のシワやたるみが気になってきたという方は意外と多いものです。
20代から60代の女性を対象に行った美容外科「東京イセアクリニック（医療法人社団心紲会）」の調査によると、「他人の顔で老い（年齢）を感じる部位は？」の質問の第1位は目元が69.2％、次いで２位がほうれい線67.9％、３位が口元40.2％という結果が出ています。
参考
ttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000026711.html
東京イセアクリニック（医療法人社団心紲会）
期間：2018年2月26日～28日
調査方法：インターネットによる調査
調査対象者：全国20~60代の女性455名
「自分が気にしているところは、他人であっても気になってしまう」というのは、人間心理ではないでしょうか？ 日頃から自分の目元のシワやたるみが気になるからこそ、他人の顔を見たときにもつい目がいってしまうのかもしれません。
では、ここから具体的にどのような目元の悩みを抱えているのか、東京イセアクリニック（医療法人社団心紲会）の調査結果をもとに年代別の悩みをみていきましょう。
20代に多い悩み
20代の方が抱えている目元の悩みワースト3は、
2位：目もとの黒ずみ 20.5％
3位：まつげの長さ・毛量 17.0％
という結果になっています。半数以上が目の下のクマに悩んでいることが分かるでしょう。
目の下のクマの原因は、骨格や乾燥、長時間のスマホ操作による筋肉の衰え、眼精疲労などがあります。
まだ若いからといって目元ケアを怠ると、そのまま30代、40代と年齢を重ねるにつれてどんどん目元のクマやたるみはひどくなり、どれだけケアをしてもなかなか改善されにくくなることもあるでしょう。
また、コンタクトやカラーコンタクトは度数やレンズの形状があっていないと、目元に過度な負担をかけてしまいます。その結果、目の周りの血行が悪くなり、目元のクマの原因となってしまうのです。
30代に多い悩み
30代の目元の悩みワースト3は、
2位：目もとのシミ 35.1％
3位：目の下のシワ 20.2％
という結果になりました。
1位は20代と同様に目の下のクマとなっています。
お肌の曲がり角といわれる30代は、年齢とともに目元の筋肉の衰えが進みます。ケアをしなければ肌の潤いがどんどん失われることもあるでしょう。それにより目の下がたるんで影ができ、クマとなってあらわれるのです。
それに加えて紫外線によるシミや、乾燥によるシワなども気になり始める方が30代を機にぐっと増加します。
40代に多い悩み
40代の目元の悩みワースト3は、以下のような結果です。
2位：目の下のシワ 29.0％
3位：目もとのシミ 28.0％
「クマ」「シワ」「シミ」が１位～３位を占めています。
目元の筋肉の衰えで皮膚が下垂し、目の下のたるみとともに、まぶたが重たくなります。
「目元がぱっとせずメイクが映えない」「疲れて見える」「アイラインが引きづらい」というアラフォー世代特有のお悩みも、この目元の筋肉の衰えが主な原因なのです。
目元の老化によってお顔の変化を感じるこの時期こそ、目元ケアがとても大切になります。
目元ケアを始めるタイミング
このように、20代から40代にかけて徐々に目元のお悩みが増えていく一方、「目元のケアはしていますか？」という問いに対し「特に特別な目元ケアはしていない」と答えた方は全体の55.8%、半数以上という結果になっています。
調査結果からは、目元のクマやたるみが気になるものの、きちんとケアをしているという方は少ないことが分かるでしょう。
目元はエイジングサインが早くから出やすいところでもあります。そのため年齢を重ねてからのケアはだけでなく、20代など早い時期からケアをしておくのも予防の観点からみると大切です。
目元のたるみにおすすめのケア
目元の皮膚はとても薄く、少しの刺激や圧によって皮膚がダメージを受けやすのが特徴です。
そのため、ケアするときには「やさしく、ソフトに」を心がけながら、ぜひ次のような目元ケアを日々のスキンケアにプラスしてみてください。
マッサージで目元を鍛える
眼精疲労などによる目元の血流不足が気になる方は、マッサージで血流を促進させてあげるのがおすすめです。巡りが良くなり、目元のクマやくすみの改善につながります。
マッサージをする際は、眼精疲労に効果的なツボを押さえるのもおすすめです。
具体的には、眉間の少し下辺りのツボや、眉毛の真ん中辺りにあるツボを押さえます。
化粧水、美容液を見直す
「Tゾーンはベタつくのに、Uゾーンは乾燥する」
「午後になると頬や口元、目周りがカサカサする」
このようなお肌の悩みに心当たりはありませんか？
このような場合は、化粧水や美容液を見直すのもおすすめです。化粧水や美容液を季節やお肌状態に合わせて変えると、目元の乾燥が改善され、たるみ予防にも効果的です。
また、ベタつきと、乾燥の両方がある場合は、インナードライであることも多いでしょう。インナードライとは、お肌の表面はベタついているけれど、皮膚の内側では水分が足りておらず乾燥している状態をいいます。
インナードライは顔全体のくすみやたるみを引き起こす原因にもなるので、しっかりと保湿をしてあげることが大切です。化粧水や美容液を保湿力の高いものに変えたり、フェイスパックをしてお肌にしっかりと水分を与えてあげるなどのケアで改善できます。
スキンケアアイテムで目元を集中ケア
「忙しくて目元ケアをしている暇なんてない！」
「マメにケアするのは面倒だから苦手…」
「手軽な目元ケアを知りたい」
そんな方には、貼るだけで簡単にケアできる目元パックの「プリンクル」がおすすめ。
プリンクルは、医療現場でも使用されている高柔軟性・高伸縮性を備えた立体成形加工のシリコーン素材を使用。シリコーンがやさしく包み込むように目元をパックします。
また、手持ちの化粧水や美容液を専用の不織布シートにたっぷりと浸透させて使用することも可能です。
美白、乾燥、敏感肌など、自分の悩みに合わせて手持ちの化粧水の種類や量を調整できるため、「せっかく高いアイクリームを買ったのに、お肌に合わなかった…」などの心配もありません。
特許出願済のシリコーンは、独自素材を使用しています。通常の約2?3倍の水分量をキープでき、乾燥しやすい目元にしっかり潤いを与えられます。
伸縮性にも優れているので、ほうれい線のケアにも使用できます。また、手洗いが可能で、耐久性もあるので繰り返し使えて経済的なのも嬉しいポイントです。
目元のケアを習慣化する
目元ケアの効果を実感するには、一時的なケアではなくコツコツとした積み重ねが一番の近道です。
しかし、美顔器やエステなど手間やお金のかかるケアを継続するのは少しハードルが高いと感じる方も多いでしょう。まずは、手軽で簡単な目元パックなどのケアから始めるのもよいでしょう。
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目元のたるみにNGなケア
「目元のクマやくすみを改善したい！」と思うがあまり、次のような誤った目元ケアをしていませんか？
目元の皮膚はとても薄いので、誤ったケアをするとクマやたるみがさらに悪化してしまいます。もしも思い当たる場合はすぐにやめて、今日から正しいケアを心がけましょう！
目元をゴシゴシ洗う
マスカラなどのアイメイクを落とすとき、クレンジングで目元をゴシゴシと洗っていませんか？
デリケートな目元はちょっとの摩擦でも乾燥や色素沈着を起こしやすいので、目元専用のアイメイクリムーバーを使用するなどして、やさしく目元のメイクをオフしましょう。
目元の激しいマッサージ
目元を激しくマッサージすると、目周りの皮膚にダメージを与えてしまいます。
マッサージをする際には必ずクリームを塗り、力の入りづらい薬指を使って皮膚の上を滑らせるなど優しい力加減で行いましょう。
目元の乾燥を放っておく
乾燥は目元のクマやシワ、たるみの大きな原因の一つです。
乾燥を放置しているとどんどん目元の皮膚から水分が奪われ、乾燥はさらに進行してしまいます。気付いたときには手遅れ……なんていうことにもなりかねません。
目元のクマやたるみは、予防が大切です。こまめに保湿を行うなど気になる前からしっかりと乾燥のケアすることで目元のツヤやハリをキープできるでしょう。
まとめ
目元の皮膚は薄く乾燥しやすい反面、化粧水が浸透しやすいという特徴もあります。そのため、ケアを習慣化すれば、気になる目元のたるみやくま対策に効果的です。
目元のケアは続けることが何よりの近道です。手軽で簡単にできるパックなどから始め、印象的で美しい目元を手に入れましょう！
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