「足の指の付け根が痛む」「つま先や足裏が痛い」「足指の付近が腫れている」といった悩みはありませんか?
足指の付け根が痛んだり腫れたりしている症状が続く場合は、なんらかの病気の可能性があります。範囲は狭いものの足指が痛む度合いによっては生活が辛くなることもあるでしょう。
この記事では、足指の付け根の痛みを引き起こす病気や原因、痛みを緩和する方法などを解説します。足指の付け根が痛いときにおすすめのアイテムもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
足指の付け根の痛みはどんな時に痛む?
足指の付け根の痛みは、以下のようなときに起きます。
- 朝起きてから1歩目を踏み出すときに痛む
- 歩きすぎるときに痛む
- 押すと痛みや違和感がある
- 座っているだけでも痛む
足指の付け根の痛みは慢性化すると動かし始めに痛みが出ます。だんだん痛みが和らいでくるため血行不良が原因であることがほとんどです。また、座っているだけで足指の付け根が痛む場合も血行不良の可能性があります。
歩きすぎて足指の付け根が痛む場合は、靴の問題や歩き方が原因かもしれません。靴が原因の場合は、先が細い靴やサイズが合わない靴を履いていないか確認してみてください。歩き方が原因の場合は大股歩きや早歩きに気をつけましょう。
押すと痛みや違和感がある場合は、常に違和感を感じながらたまに痛みを感じる程度で、押さなければ痛みを感じないこともあります。しかし、負担がかかると痛みがあるため完治はしていません。
足指の付け根が痛みを引き起こす病気
足指の付け根が痛むときの病気にはさまざまです。痛みが続く場合は、ただの痛みではなくなんらかの病気が潜んでいるかもしれません。
ここでは、足指の付け根が痛みを引き起こす病気を紹介します。
痛風
痛風は、ビールや肉などに含まれるプリン体の摂取が多すぎた場合、急に足の親指が真っ赤に腫れあがることがあります。状態により歩けないほど痛むケースも。
足指などの関節に尿酸が貯まることで急な痛みが起こります。
モートン病
足指の間の2~5趾または足裏にかけて、地面との圧迫によって痛みやしびれが出る病気です。男性よりも中年以降の女性に多いといわれ、悪化すると歩行に影響が出るほど痛みを感じることがあります。
慢性化したものには、「仮性神経腫」が発生している場合もあるので注意が必要です。
原因は、クッション性の役割を担っている滑液包に繰り返し負荷がかかり、指周辺の神経を圧迫することによって痛みが発生するといわれています。
リウマチ
リウマチは、足指の付け根とその裏が痛くなります。何かにぶつけたときのような熱をもった感覚と似ていて、押すとブヨブヨした感覚と痛みを感じるのが特徴です。
また、リウマチが出やすいのは人差し指と中指、小指で、親指は痛みが生じないのも特徴のひとつです。リウマチを放置しておくと、変形して隣の指と重なり合うような症状を引き起こします。靴を履くのはもちろん歩くのも辛いといわれる病気です。
外反母趾
外反母趾は、足の親指が隣の人差し指の方に曲がる症状で、ひどくなると「くの字」型に変形してしまいます。
外反母趾は、先の細い靴によって足指を圧迫することが原因です。とくに関節が柔らかい女性に多くみられ、ハイヒールなどの先の細い靴を履く人は注意しましょう。
種子骨障害
種子骨障害とは、足の親指の足裏側にある2つの種子骨の周辺が圧迫や摩擦で刺激されて炎症を引き起こし、痛みで歩行も困難になる病気です。
主に、スポーツやダンス、長時間のハイヒールの着用などによって負担が加わることで発生することが多いといわれています。
足指の付け根が痛いときの原因とは?
足指の付け根が痛いときの原因はさまざまです。日常生活での原因も多いので意識して見直すだけで緩和する可能性があります。
現在抱えている足指の付け根が痛いときの原因を知って、痛みの緩和につなげましょう。
靴で足指が圧迫されている
靴や靴下の悪影響も考えられます。靴ではきつい靴(特につま先部分)を我慢して履いていると起こります。子供にもみられるため親御さんは3か月ごとに靴のサイズをみてあげましょう。
女性で多い着圧ストッキングやソックスなども影響します。特に強い着圧タイプではつま先までギュッと締められるため注意しましょう。
地面からの衝撃
地面からの衝撃も足指には負担になります。とくにコンクリートやアスファルトの上を長時間歩くと、さらに負担は大きいでしょう。
足裏が地面について足先で蹴るような動作は、軽い歩行には運動して良いですが、歩きすぎには注意しましょう。
運動をするとき
足指の付け根が痛いときの原因は運動をするときです。とくに、ランニングやジャンプなどの衝撃が加わるスポーツは足指に負担がかかりやすく、痛みの原因となります。
また、ダンサーやバレエなどのつま先立ちをするスポーツ、バレーボールやバスケットボールなどのジャンプを繰り返すスポーツも注意が必要です。
長時間の立ち仕事
長時間の外回りや立ち仕事も足指の付け根が痛いときの原因のひとつです。長時間の立ち仕事やハイヒールを履いて立ち仕事をすることで血流が悪くなり、むくみや痛みにつながります。
「種子骨炎」や「足底筋膜炎」などの症状を引き起こす場合もあるので要注意です。
休憩時間や隙間時間で屈伸や伸びなど軽いストレッチをして体をほぐし、血流をよくするように意識してみてください。
足指の付け根の痛みを緩和する方法
足指の付け根の痛みを緩和する方法は、主にストレッチとマッサージ、足指のテーピングがおすすめです。
ここでは、それぞれの方法について紹介します。日常生活で取り入れられるので、気軽に取り入れられることから始めてみてください。
3ストレッチ
足指の付け根の痛みを緩和する方法のひとつはストレッチです。
足指の付け根の痛みにおすすめストレッチの一例をご紹介します。
【足指伸ばしストレッチ】
- 椅子に座って片足を反対側の太ももの上に乗せる
- 足指の間に反対側の手の指を入れて握る
- 足指を30度ほど曲げて足の裏側を伸ばして数秒キープ
- 次に足の甲側の方にゆっくり伸ばして数秒キープ
- この動作を両足交互に行う
3セットほどを毎日継続することが大切です。
【グー・チョキ・パー運動】
足の指でグー・チョキ・パーをするストレッチです。できるだけ親指から小指まで大きく動かすようにしましょう。
マッサージ
慢性的に足指の付け根が痛む場合はマッサージが有効的です。
足裏にあるツボや足指裏の下あたりを適切な力加減で行いましょう。血行不良改善につながり、足指の付け根の痛みが緩和されます。
症状が急性期の場合はマッサージは控え、アイシングしたり安静にしたりして過ごしましょう。
足指のテーピング
足指のテーピングも足指の付け根の痛みを緩和する方法のひとつです。症状がひどい場合は、テーピングをすることで足の機能向上につながります。
おすすめのテーピング一例は以下のとおりです。
【キネシオテーピング法】
- 幅5㎝のテープを半分に、長さ5〜10㎝程度足のサイズに合わせてカット(片足2枚用意)
- 指の付け根からかかと中央に向けて貼る
- もう一枚を指全体を反らしながら各指の付け根に横方向に貼る
- あまり引っ張らずにしっかり密着させて貼る
【クッションテーピング法】
- クッションとなるアイテムをつま先(足裏側)の大きさにカットする(角は丸くする)
- テーピングをクッションよりも長くカットする(足の甲まで巻く場合と足裏のみ貼る長さどちらでもOK)
- 痛みがある部分にクッションが当たるようにつける
- テープでクッションを貼る
足指の付け根が痛いときにやってはいけないこと
痛みの原因となるものは、できるだけ緩和するように見直しましょう。とくに、足を圧迫するものや締め付けるものは避け、足へのストレスをフリーにすることが大切です。
足指の付け根が痛いときにやってはいけないことは以下の3つです。
足先が細い靴を履かない
足先が細い靴を履かないようにしましょう。履いていて足指の付け根が痛い人や圧迫感を感じる人は、足先が細い靴やサイズが小さい靴を履いていませんか?
靴を選ぶときは、靴を履いてつま先に体重を乗せた際、足指が動かせるほどの余裕があるものがおすすめです。
締め付ける靴下を履かない
締め付ける靴下を履くこともやってはいけないことです。足指の付け根の痛みに悩んでいる人は、締め付け感が少ない靴下を選びましょう。
最近は、着圧ソックスのような足を締め付ける商品がありますが、足先まで締め付けるデザインのものは足指の付け根を痛める可能性があります。
極力衝撃をあたえない
足指付近に極力衝撃を与えないようにすることも大切です。足に負担がかかるスポーツは避け、適度な運動を心がけましょう。
足指の付け根の痛みを治すには血行をよくすることで改善が期待できます。スポーツだけでなくつま先を反る姿勢が長時間続くのも痛みの原因となります。つま先を反らさないように意識するようにしましょう。
足指の付け根が痛いのを放置するとどうなる?
足指の付け根の痛みを放置すると、外反母趾がひどくなる可能性があります。
外反母趾は進行性がある病気のため、自然に回復することはありません。放置していると徐々に変形が進行し、歩くのも辛くなるでしょう。
「歩けないほどではないから様子をみよう」と軽く見ていると、症状がひどくなったときに治りも遅くなります。
また、足指の付け根の痛みから腰や膝を痛めるケースもあるので注意が必要です。
重症化してしまうと日常生活にも支障をきたします。足の親指の付け根に痛みが出たり、足指の変形を感じたりした場合は早めに整形外科へ受診しましょう。
足指の付け根が痛いときにおすすめのアイテムを紹介!
足指の付け根が痛いときにおすすめのアイテムがあれば便利です。今回は、テンダーセンスの「アシパカ」を紹介!
足指にさっと装着するだけで足指がほぐれてマッサージ効果を高めてくれます。足裏をマッサージする手間が省けるうえに足全体もリラックスできます。
また、足裏の痛みだけでなく肩こりや足の疲れ、ストレス緩和などにも効果が期待できるためおすすめです。
アシパカは、一つひとつの隙間に足の指をはめることで足指全体を広げ、足指ストレッチを促します。縮こまっていた足指が開いて足裏や足のアーチを鍛える効果が期待できます。
お風呂でも使える
アシパカは足指の付け根が痛いとき以外にも次のような痛みがある方におすすめです。
- 足裏の痛みの簡単な治し方を知りたい忙しくてストレッチする時間がない
- リラックスしながらマッサージ効果も欲しい
- お風呂でも使えて「ながらマッサージ」がしたい。
お風呂で足指を温めてほぐすと血行をよくして、リラックスとマッサージの相乗効果が期待できるのもアシパカの魅力です。
1日3分の足指マッサージでOK
アシパカは、手前に反らせるストレッチやぐるぐると足首まで回してほぐすストレッチをするだけでOK。
また、アシパカを装着したまま足指全体を握ったり開いたりを繰り返すのもおすすめです。足指の筋肉を鍛え、いつものストレッチやマッサージの質をあげてくれます。
素材は丈夫なEVA素材を使用。何度使っても型崩れしないのもうれしいポイントです。
まとめ
足指の付け根が痛む病気には、痛風やモートン病、外反母趾、リウマチなどさまざまです。
これらの病気を引き起こす足指の付け根が痛む原因は、靴による圧迫や地面との衝撃、運動をするとき、長時間の立ち仕事などが挙げられます。
足指の付け根が痛むときの緩和方法は、ストレッチやマッサージ、テーピングなどがおすすめです。
痛みがひどい場合や長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。また、足指に装着する「アシパカ」などのグッズもおすすめです。
日常生活でも気をつけながら、足指の付け根の痛みを緩和していきましょう。