「あかぎれが痛くて治らない」
「冬になるとあかぎれとひび割れで悩まされる」
という人は多いのではないでしょうか?
できれば、あかぎれやひび割れの悩みを解消していつもきれいな手元や足元がいいですよね。
今回は、あかぎれとひび割れが起きる原因や対策、治す方法などをご紹介します。ぜひご覧ください。
あかぎれ・ひび割れは肌のバリア機能の低下が原因
あかぎれやひび割れの原因のひとつは、肌のバリア機能の低下です。肌は、表皮のターンオーバーを繰り返し約28日で生まれ変わります。
肌の健康を維持するには、このターンオーバーが正常に働くことが大切です。ここではあかぎれやひび割れの原因について、角質層の役割や角質層の厚み、ターンオーバーの乱れについて解説します。
角質層の役割
表皮の一番外側にある角質層は、細胞が層のように積み重なった構造で角質層の細胞が水分を蓄えます。蓄えられた水分は、角質層の表面にある「皮脂膜」が蒸発しないように防ぎ、乾燥から肌を守ります。
角質層が正常な場合の機能は以下のとおりです。
- 外部の刺激から守る機能
- 水分を保持する機能
このように角質層はバリアとしての役割を果たします。
角質層の厚み
角質層の厚みはどれくらいあるのでしょうか。角質層は肌が擦れたり圧力を受けたり、外からの刺激によって徐々に厚くなっていきます。
とくに、体重を支えるかかとの角質層は、大人になると100層程度あるといわれています。厚くなった角質層は硬くなりひび割れが起こりやすいです。ひどい場合は出血や痛みにつながることも少なくありません。
また、かかとだけでなく指も角質層が厚めです。関節の曲げ伸ばしや指に圧力がかかっていくとひび割れが起こりやすくなります。
ターンオーバー周期の乱れ
表皮のターンオーバーの周期が乱れると肌あれやひび割れの原因になります。たとえば、ターンオーバーの周期が速すぎる場合、細胞の変化が不十分な状態となり、外からの刺激を防げなくなります。また、水分を蓄える力が低下することから肌あれや乾燥を引き起こします。
一方、ターンオーバーの周期が遅すぎる場合、角質層に古い細胞が溜まり、角質層が分厚く硬くなるためひび割れの原因となります。
肌のターンオーバーの周期が乱れる原因は、老化や紫外線、乾燥、栄養の偏り、睡眠不足、血行不良などさまざま。とくに、指先やかかとは乾燥と血行不良が影響するので注意が必要です。肌には、肌の水分を保ったり外からの刺激を防いだり、古い細胞を排出したりするといった肌をすこやかに保つ機能が備わっています。
しかし、さまざまな要因で肌のターンオーバーの周期が乱れ、あかぎれやひび割れなどの肌トラブルが生じます。
あかぎれ・ひび割れはなぜ起こる?
あかぎれやひび割れは、空気が乾燥しやすい冬によく引き起こされる症状です。
気温が低下し、空気が乾燥すると、皮脂の分泌量が減り、皮膚が乾燥し始めます。乾燥によって、皮膚は次第にカサカサした状態になります。更に症状が進むと皮膚に亀裂が入りやすくなり、ひび割れ、あかぎれを引き起こすでしょう。
また、水に触れた後にしっかり手を拭かないと、手に残った水分と一緒に、皮膚の油分や水分が蒸発します。これにより、皮膚が乾燥し、あかぎれやひび割れの原因になります。
最近では、アルコール消毒が増えたことや、在宅ワークでのパソコンの使用頻度が高くなったこと、スマホの画面操作などが原因で手の皮脂や水分が奪われることも、原因の一つです。
また、足裏や手のひらは顔よりも角層が厚く、皮脂が出にくくなっているのも、あかぎれ、ひび割れの原因である言われています。
あかぎれ・ひび割れの主な症状
あかぎれは、表皮から真皮に深く亀裂が入り、裂け目ができた症状を指しています。裂け目が深くなり、赤みや出血が出る症状がひび割れです。
では、手と足それぞれの症状の特徴を詳しく解説します。
手によくある症状
指先や指の付け根部分、指と指の間の関節部分などにあかぎれとひび割れの症状が合わられます。あかぎれやひび割れは、かゆみを伴うこともあります。
また、症状がひどくなると、ひび割れた部分がさらに裂けて赤くなり、ひび割れとなってズキズキやヒリヒリとした痛みを感じるでしょう。
とくに、関節部分にあかぎれができると、曲げるたびに裂け目が開くため、治りが遅くなります。
足によくある症状
かかとを中心にあかぎれとひび割れが起こります。手と同様に症状がひどくなると、 裂け目が深くなり、強い痛みを感じる場合があります。
また、足の場合はかかとに重心がかかるので、裂け目への衝撃で歩くたびに痛みを感じることも少なくありません。
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あかぎれ・ひび割れが起こりやすいのはいつ?
あかぎれやひび割れが起こりやすいのは、いつ、どのような場面なのでしょうか?
ここからは、あかぎれやひび割れが起こりやすい季節や場面、仕事について詳しく見ていきましょう。
季節
あかぎれやひび割れが起こりやすい季節は、ずばり冬です。前章でも触れたように、冬は空気が乾燥し、肌に影響を及ぼします。また、夏とは打って変わり、気温が下がることで皮脂や汗の分泌量が減少するため、あかぎれやひび割れを引き起こしやすくなります。
冬になると温かいお湯で食器などを洗う人も多いでしょう。しかし、温かいお湯は皮脂を落としやすくするので、注意が必要です。
場面
あかぎれやひび割れが起こりやすい場面は、食器洗いや洗面台の掃除などの水仕事です。
また、日常で紙やダンボールに触れる機会が多い人は手の皮脂が奪われ、あかぎれやひび割れが起こりやすくなります。
仕事
あかぎれやひび割れが起こりやすい職業は、主婦や飲食店で調理に従事している人、美容師、ネイリスト、医療関係者など日々手洗いをしている職業の人に多く見られる傾向にあります。
また、紙類を普段からよく触る職業の人にも見られます。
あかぎれ・ひび割れを放置すると痛みにつながる
あかぎれやひび割れを放置すると痛みにつながります。とくに、あかぎれは表皮だけでなく真皮まで亀裂が入っているため、硬くなった皮膚が割れて痛みや腫れなどの炎症が生じます。
あかぎれやひび割れを放置して悪化した場合、亀裂部分から出血することもあります。動かしたり、触れたりするだけでも傷みやつっぱりを感じ、日常生活がつらくなることもあるでしょう。
歩くのみでかかとが痛む
かかとに全体重がかかると、足裏に圧力がかかって分厚く硬くなったかかとの角質層が、ぱっくり割れて痛みが生じる場合があります。
軽度であれば痛みは生じませんが、亀裂が深く出血を伴っている場合は、歩くだけでも激痛が走ることも少なくありません。
また、歩く際に痛みがあると、足をかばって歩いたり片足に体重をかけるように歩いたりするため、ひざや腰に負担がかかる場合もあります。
ストッキングが引っかかる
ガサガサしたかかとが原因で、ストッキングに引っかかったことがある女性は多いでしょう。気がつくと伝線していたなんてことも。
とくに、毎日ストッキングを使用する女性の中には、履くだけでストレスに感じてしまうのではないでしょうか。ストッキングの素材は柔らかく薄いため、替えのストッキングの消費が大変という人も中にはいるでしょう。
ストッキングの伝線を防ぐためにも、早めにガサガサかかとを改善しましょう。
手指を動かす度に痛み、日常生活に悪影響
あかぎれやひび割れを放置し、手指を動かすたびに痛みが生じる場合があります。手指は、ほかの部位に比べて動かす頻度が高い部位です。そのため、治りも遅く日常生活に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。とくに、傷口が深い場合は、痛みだけでなく出血を伴う場合もあります。
あかぎれ・ひび割れにおすすめの対策法
「あかぎれが全然治らない」
「あかぎれとひび割れを治す方法がわからない」
などあかぎれとひび割れを治すことへの悩みを抱える人は多いでしょう。できればあかぎれとひび割れを早く治し、不安を抱えず家事や仕事をしたいですよね。
ここでは、実際にあかぎれやひび割れを治すためのおすすめの対策法をご紹介します。
水仕事は手袋やテーピングを巻く
水に触れる時間が長ければ長いほどあかぎれやひび割れが起こりやすくなります。水仕事が多い人は、まず手が洗剤や水に触れる頻度を減らすことを心がけましょう。
水仕事によるあかぎれやひび割れを治す対策法として、手袋やテーピングを巻いて手を保護します。そうすることで手の油分と水分を保ち、バリア機能の低下を防ぐことが期待できます。
水仕事にはゴム手袋も手軽でおすすめですが、更におすすめしたいのが、テンダーセンスの「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」です。
0.5mmの薄型設計で、自然な肌色の仕様であるため、肌になじみやすく目立ちにくいのが魅力です。そのため、仕事で手元が見られやすい人も気軽に使用できるでしょう。
あかぎれを治すために絆創膏を利用する人が多いですが、絆創膏だと水が入り込んでくる心配があります。テンダーセンスのピタッと巻けるシリコーンテーピングは防水のため絆創膏のような心配がありません。また、洗って繰り返し使えるので、コスパが良いのも嬉しいポイントです。
こまめに保湿ケアを行う
こまめに保湿ケアを行うと乾燥を防ぎ、肌にうるおいを与えることができます。
あかぎれやひび割れを治すための保湿ケアは、ハンドクリームや保湿クリーム、ワセリンなどの保湿剤を使うことです。とくに、入浴後や洗い物後は乾燥しやすいので、保湿力の高い成分が配合された保湿剤を使用すると効果が期待できます。
今回かかとの保湿におすすめしたいのが、テンダーセンスの「かかとゲルマスク」です。
かかとにクリームを塗ると、「ベタベタして歩くと床にクリームがついてしまうのが悩み」という人も中にはいます。しかし、かかとゲルマスクは3種のオイルを配合しているため、クリームを塗布せずに履くだけでしっとりうるおいます。
厚さ1.3mmの高伸縮素材(タナック社オリジナルのゲル)が、足にやさしくフィットし、つけ心地も抜群です。
履くだけで簡単にかかとケアができるため、仕事や家事、育児などで忙しい方などが気軽に使用できます。
乾燥対策を行う
寒い冬は、屋外だけでなく屋内も乾燥します。エアコンを長時間つけていると室内が乾燥してし、あかぎれやひび割れを起こしやすくなります。そのため乾燥対策として加湿器を使用する、お湯を炊くなどをして室内の湿度を下げないように注意しましょう。
食事に気を配る
あかぎれやひび割れを治すには、実は食事に気を配ることも大切だといわれています。日々バランスの良い食生活を送ると、健康な肌状態を保てます。
たとえば、あかぎれを治す食べ物でおすすめなのは、皮膚をつくる上で大切な「たんぱく質」を多く含むものです。たんぱく質には、肉や魚、乳製品、大豆などが該当します。
また、皮膚の修復をサポートし、丈夫に保つための「ビタミンA」も意識して摂取するのもおすすめです。ビタミンAは緑黄色野菜やかぼちゃ、レバー、うなぎなどに含まれているので、意識して摂取しましょう。
熱いお湯に注意する
熱いお湯を使いすぎると、皮膚の皮脂が奪われ、乾燥の原因になります。そのため入浴時や冬の洗い物の際には注意が必要です。
お湯の温度を下げる、使用する頻度を少なくするなどの工夫をしましょう。
あかぎれ・ひび割れで病院へ行くタイミングとは
それでもあかぎれやひび割れが解消しないという人は、無理をせず病院を受診することをおすすめします。
強い痛みが続く、腫れて出血が続く、あかぎれの症状が広がるなどの場合は、病院へ行くタイミングといえます。
皮膚科ではあかぎれを治すための薬を処方してくれることが多いです。症状改善のために、病院を受診するのも一つの方法です。
まとめ
あかぎれやひび割れは乾燥した季節や水仕事が多いと起こりやすくなるため、乾燥対策、防水対策、保湿対策などが必要です。
ひび割れが出始めたらあかぎれになるサインだと思ってすぐに対処すると、ひどくならずに済みます。現在はあかぎれやひび割れを対処するさまざまなアイテムがあります。
今回は、あかぎれやひび割れにおすすめのアイテムとして、テンダーセンスの「シリコーンテーピング」や「かかとゲルマスク」を紹介しました。
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