骨盤の歪みが引き起こす不調に、腰痛や恥骨痛、冷え、尿もれなどがあります。出産後にこのようなマイナートラブルを抱え、悩む女性も多いのではないでしょうか？
骨盤ベルトは、産後のマイナートラブルをはじめ、骨盤の歪みが原因で起こる不調の改善・予防をサポートしてくれます。さらに、骨盤ベルトを装着すると腰周囲の筋肉が安定するので、背筋がシャキッと伸びて、ヒップアップやぽっこりお腹の解消にもつながります。
しかし、骨盤ベルトにはさまざまな種類があるので、自分に合うものやどれを選べば良いのかわからないなどと迷っている方もいるのではないでしょうか？
そこで今回は、骨盤ベルトで期待できる効果や、選び方についてご紹介します。骨盤ベルトにはどのような役割があるのかを知り、自分に合う骨盤ベルトを見つけましょう。
骨盤の歪みとは
そもそも「骨盤の歪み」とは、どのような状態をいうのでしょうか？
骨盤は、体の中心にあるお尻や腰を支えている骨格のことで、背骨とつながる「仙骨」を中心に、その下に「尾骨」、左右一対の「寛骨」の3つの骨で構成されています。さらに寛骨は「腸骨」「恥骨」「坐骨」の3つの骨に分かれ、恥骨の間には「恥骨結合」があります。
仙骨は上半身を支えている背骨とつながり、寛骨は下半身にある大腿骨（太ももの骨）とつながっています。上半身と下半身とをつなぐ役割を担う骨盤は、立つ、歩く、座るといった動作を繰り返すわたしたちの体の中で、特に負担のかかりやすい部位でもあるのです。
いくつもの骨で構成される骨盤は、靭帯や筋肉、関節によって支えられています。しかし、出産で靭帯が緩んだり、加齢や運動不足で筋肉量が低下すると骨盤を正しい位置で支えることができなくなり、やがて骨盤の歪みへとつながります。
また、猫背などの不良姿姿勢や長時間のデスクワークなどは骨盤に負担がかかり、骨盤が歪む原因になるでしょう。
骨盤の役割
骨盤は上半身と下半身をつないでスムーズな動きをサポートする他に、内臓を支えたり、座る時に体を支える役割を担っています。
骨盤は、腸や膀胱、子宮といった内蔵を包み込むような形をしています。そのため、骨盤が歪むと内蔵が圧迫されてしまい、頻尿や便秘、重い生理痛、生理不順などの内蔵疾患があらわれることもあるでしょう。
また、体温調整や食べ物の消化、呼吸など、心身の健やかな状態を維持するのに欠かせない自律神経は、背骨の中の脊髄を通っています。背骨は骨盤により支えられているため、骨盤に歪みが生じると自律神経にも影響が及び、慢性的な頭痛や冷え、不眠、倦怠感などの症状が出ることもあるでしょう。
このように骨盤の歪みは、関節痛などの体にあらわれる痛みだけでなく、心にも不調が出る可能性があります。骨盤の歪みを矯正すれば、このような不調の改善が期待できるでしょう。
骨盤ベルトとは
骨盤ベルトは、骨盤の歪みを矯正するためのものです。骨盤ベルトで骨盤を正常な位置へ戻すことで、骨盤の歪みによるさまざまな不調の改善や緩和が期待できます。
また、骨盤ベルトで腰を支えると、骨盤周囲の筋肉や靭帯、関節への負荷が軽減されます。骨盤の歪みを予防することにおいても、骨盤ベルトは有効といえるでしょう。
骨盤ベルトで期待できる効果
骨盤ベルトを使うと、次のような不調の改善が期待できます。
腰痛、肩こりの改善に効果的
骨盤ベルトを使用すると腰への負担が軽減され、腰痛の改善につながります。また、骨盤が正常な位置に整うことで背骨が安定し、肩こりや頭痛の緩和も期待できるでしょう。
不良姿勢の改善に効果的
猫背や反り腰などの不良姿勢は、骨盤の歪みが原因の一つに挙げられます。骨盤ベルトで骨盤を正しい位置へと矯正すれば、猫背や反り腰など不良姿勢の改善へとつながるでしょう。
また、正しい姿勢を維持すると、インナーマッスルが強化されます。
冷え性、生理痛の緩和に効果的
骨盤のバランスが崩れると、内臓が圧迫されて血流が悪くなり、冷え性を招きやすくなります。さらに、骨盤の内側にある子宮が歪みによって圧迫されると、生理痛など女性特有の不調の原因にもなりかねません。
骨盤ベルトで骨盤の位置を整えると、内臓が正しい位置へと戻り、血液の巡りも良くなります。その結果、冷え性や生理痛の改善へとつながるでしょう。
産後ダイエットに効果的
妊娠初期から出産後2ヶ月程度は、リラキシンというホルモンが分泌されます。
リラキシンにはスムーズな出産ができるように、骨盤を支える靭帯を緩ませる働きがあります。しかしその一方で、妊娠から産後にかけての女性は、リラキシンの影響によって骨盤に歪みが起こりやすくなってしまうのです。
リラキシンが分泌される妊娠初期から産後にかけて骨盤ベルトを着用すると、骨盤の歪みの予防に効果的です。これにより冷えやむくみ、ぽっこりお腹といった骨盤の歪みが原因で起こる産後不調の予防につながります。産後痩せるために骨盤ベルトを使用される方も多くいます。
骨盤ベルトの選び方
骨盤ベルトにはさまざまな種類があり、「どれを買えばいいの？」と迷っている方も多いのではないでしょうか？ここでは、自分にぴったりな骨盤ベルトを見つけるためのポイントを3つご紹介します。
伸縮性をチェック
妊娠中や産後に骨盤ベルトを使用する際は、お腹を締め付けない伸縮性のあるものを選びましょう。
産前、産後はホルモンバランスの影響で骨盤が緩みやすい時期ですので、骨盤ベルトで歪みを予防することが大切になります。しかし、この時期の女性の体はとてもデリケートで、圧迫の強い骨盤ベルトはかえって痛みを伴い、お腹に負担をかけてしまいます。そのため、骨盤ベルトを着けるときは、締め付けや骨盤の位置にも注意しなければなりません。
反対に、運動するときに使用する場合は、動いてもズレにくいサポート力に優れた骨盤ベルトがおすすめです。骨盤をしっかりと固定してくれる骨盤ベルトは、仕事中や日中など活動量の多い時間帯にも安定性が高く、使いやすいでしょう。
機能性をチェック
使用するシーンに合わせて、骨盤ベルトを使い分けるのも一つの方法です。
例えば、運動時に骨盤ベルトを使用する場合は、水や汗に強いかどうかがポイントになります。また、汚れても簡単にケアできるものの方が、さっと洗って翌日にすぐに使えて便利です。激しい運動をする場合、フィット感の良さも重要なポイントになるでしょう。骨盤をしっかりと固定しながらスポーツ中の動きを妨げない骨盤ベルトなら、運動中にストレスなく使用できます。
骨盤の引き締めに加え、体幹をしっかりと固定し、股関節の動きをサポートしてくれる骨盤ベルトもあります。
「骨盤の歪みを矯正すると同時に、効率的に筋力アップをはかりたい」という時などには特におすすめです。
夏などの暑い時期であれば、通気性の良いメッシュ素材を選ぶと良いでしょう。メッシュ素材の骨盤ベルトは、長時間着用してもムレにくく、洗濯後の乾きも早いです。
デザインをチェック
「日常生活でも使えるような、おしゃれなデザインはない？」
といった方には、スリムタイプの着けても目立ちにくい骨盤ベルトがおすすめです。
薄手の骨盤ベルトは洋服の下に着けても気にならず、こっそり着けられます。さらに、ピンクやオレンジなどカラフルな骨盤ベルトもあります。シンプルかつカラフルな骨盤ベルトなら、スポーツウェアの上から着用したときにもファッション感覚でおしゃれに楽しめます。
シーン別におすすめの骨盤ベルト
どのようなシーンで使うかによっても、骨盤ベルトの選び方は変わります。ここでは、「運動」「ウォーキング」「日常生活」の3つのシーンに分けた骨盤ベルトの選び方ポイントをご紹介します。
運動におすすめ
スポーツシーンにおすすめなのは、「Vi-Bel Sports（ヴィーベルスポーツ）」です。フィット感に優れているので装着するだけで体幹が安定し、ゴルフ、ランニング、ヨガ、自転車など、幅広いスポーツシーンに使用できるのが特徴です。
「Vi-Bel Sports（ヴィーベルスポーツ）」には筋肉のような伸びをする、厚さ3.5mmの超弾力性シリコーン素材が使用されています。骨盤をしっかり固定しながら中殿筋と体幹を同時に刺激し、スポーツパフォーマンスの向上をサポートします。
締め付け感は、ハードタイプとソフトタイプの2種類から選べます。更にはシリコーン素材で汗や水に強く、お手入れも簡単です。カラーはブラック（ハード）とネイビー（ソフト）の2色展開で、シックなカラーは性別を選びません。
ウォーキングにおすすめ
着けるだけで骨盤を引き締める「Vi-Bel WALK（ヴィーベルウォーク）」は、ウォーキングの際におすすめです。ソフトタイプの程よい締め付け感が特徴です。ウォーキング時に装着すれば上体が安定し、体幹部の筋肉が強化され、代謝アップが効率的に行えます。
厚さは3mmと薄手でフィット感に優れています。目立ちやすい蛍光色（オレンジ色）は、夜間や早朝のウォーキングを安全にサポートしてくれるでしょう。
Vi-BelWALK 骨盤美ベルト
着けるだけで骨盤引き締め！体幹意識のウォーキングに◎ 【 1枚入り フリーサイズ 対応ヒップサイズ82～100cm】蛍光色が、夜間や早朝のウォーキングを安心・安全に◎
日常生活におすすめ
日常生活の中で手軽に骨盤を引き締めたい方には、「Vi-Bel（ヴィーベル）ノーマル」と「Vi-Bel（ヴィーベル）美尻」がおすすめです。
「Vi-Bel（ヴィーベル）ノーマル」と「Vi-Bel（ヴィーベル）美尻」は、骨盤を安定させ、血流やリンパの巡りが整い、代謝アップなどつながります。猫背や反り腰などの不良姿勢を改善したい方、ウェストを引き締めたい方、ぽっこりお腹、足のむくみを改善したい方などに良いでしょう。
「Vi-Belノーマル」と「Vi-Bel美尻」のどちらも厚さ3mmのスリムな形状が特徴です。家事や仕事などの日常のシーンはもちろん、しっかりフィットし、着けても邪魔にならないため、ヨガやストレッチ、エクササイズのときにも着けられます。
「Vi-Belノーマル」はピンクとネイビーの2色展開で、好みに合わせてお好きなカラーを選べます。フリーサイズなので、「日常生活にも使えるベーシックな骨盤ベルトが欲しい」「初めて骨盤ベルトを買うけど、どれにすればいいのかわからない」といった方にもおすすめです。
「Vi-Bel美尻」は、ソフトタイプ、ノーマルタイプ、ハードタイプの締め付け感が異なる3つのバリエーションがあります。ソフトタイプは日常生活やウォーキング、ノーマルタイプはエクササイズやヨガ、ストレッチなどの軽い運動に、ハードタイプはスポーツジムやランニングなどのしっかりと運動するときなど、シーンによって選ぶことができます。
まとめ
骨盤の歪みをそのままにしていると、腰痛などの関節の痛みだけでなく、不眠や慢性頭痛などの自律神経の不調へとつながる可能性があります。
骨盤は、心身の健康を維持するために重要です。しっかり骨盤ケアをすれば、自律神経の不調に悩まされることなく、元気に過ごせるでしょう。
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