かかとの乾燥やひび割れに悩んでいませんか?かかとのケアは、つい怠りがちになってしまうこともあるでしょう。しかし乾燥を放っておくと、ひび割れ部分がストッキングに引っかかる、出血をする、痛みで歩けないといった状態になることもあります。
また女性であれば、かかとのひび割れが気になり、夏にサンダルを履けないといった悩みを抱える方もいるでしょう。
そこで今回は、かかとの原因や、お家でできるおすすめケアなどを紹介します。今年こそかかとのひび割れとさよならして、自信をもって夏を迎えませんか?
かかとの皮膚構造
かかとのひび割れの原因についてお話をする前に、まずはかかとの皮膚構造からみていきましょう。かかとの乾燥やひび割れの原因は、皮膚構造と関わりがあります。皮膚は、一定のサイクルで新しい皮膚細胞が作られます。
表皮、真皮、皮下組織の三層構造になっており、表皮は角層、顆粒層、有棘層、基底層の4層構造になっています。
基底層では新たな表皮細胞が作られ、約1ヵ月かけて1番外側まで押し上げられます。古い表皮細胞は角質になり、垢としてはがれ落ちます。新たな表皮細胞が押し上げられ、古い物が垢として剥がれ落ちるこの仕組みは「ターンオーバー」と呼ばれるものです。
しかし、冷えによる血流不足や乾燥、かかとへの外的刺激などが原因で、ターンオーバーは正常に働かなくなります。すると古い角質がたまり、その結果、かかとのひび割れへとつながってしまうのです。また、足裏には皮脂腺がなく、油分を自ら出すことができません。そのため、かかとは体の中でも乾燥しやすい部位でもあります。
かかとひび割れのケアはなぜ必要なのか
かかとのひび割れのケアが必要な理由があります。かかとのひび割れをを放置することで、ささまざまな弊害が起こることをご存知でしょうか。
かかとのひび割れは痛みやかゆみなど症状がなくても、今後の生活において支障をきたすかもしれません。見た目はもちろんですが、病気や体調不良を引き起こす原因となります。
かかとのひび割れ部分に痛みがなくてもカサカサしたり、ひび割れ始めたりすると、早めにかかとひび割れケアを行っていきましょう。
ここでは、かかとひび割れのケアが必要な理由をまとめてみました。
見た目の美しさに影響する
かかとがひび割れていると、見た目の美しさに影響します。たとえば、素足になったときやサンダルを履いたとき、ストッキングでかかとが透けたときにかかとがカサカサしていたり、ひび割れていたりすると見えてしまいます。
おしゃれな服装をしていてもスタイルがよくても、かかとがひび割れているのを目撃されてしまったら見た目の美しさが半減するでしょう。
また、かかとがカサカサしていると、ガサガサした部分が靴下やストッキングにひっかかって破れたり、伝線するトラブルもあるので、注意が必要です。
病気や体調不良の原因に
かかとのひび割れを放置していると病気や体調不良の原因になります。血がにじみ出し、歩くたびに痛みを感じたり、傷口から雑菌が入れば感染症リスクが高まったりすることも。
ひび割れが深くなった場合、ひび割れたところがぱっくりと割れて重症化することもあるので、体にさまざまな弊害が現れます。とくに、そのひとつが歩行時による体調不良です。
ひび割れた部分に痛みがあると、歩行時にかかとが地面に当たって激痛が走ることがあり、痛みをかばって姿勢や歩き方が不自然になることが体調不良の原因となります。腰や膝に余計な負担がかかってしまうことで腰痛や膝痛などの症状も現れてしまいます。
かかとのひび割れの原因
かかとのひび割れの原因は、主に「乾燥」と「肌への刺激」の2つです。それぞれの原因について詳しくみていきましょう。
乾燥
かかとは、空気の乾燥する冬や、冷えによる血行不良などが原因で、より乾燥しやすくなります。さらに、ターンオーバーが正常にいかず古い角質がたまると、水分が保持できなくなり、かかとの皮膚がひび割れたり、カサカサと粉を吹いた状態になります。
また、化学繊維の靴下を履くことで、かかとの乾燥が助長されやすくなるでしょう。これは化学繊維の靴下が、皮膚の水分や皮脂を奪ってしまうことなどで起こります。
肌への刺激
自分の足のサイズに合わない靴を履いていると、かかとに過度な負担や刺激が加わり、ひび割れの原因になるでしょう。例えば小さな靴は足を締め付けるため、足の血流が滞り、ターンオーバーが正常にできなくなってしまいます。
また、長時間の立ち仕事は足裏に圧力がかかり続け、足裏の角質層が厚くなりやすくなります。そのためこのような場合は、やがてひび割れを起こすケースもあるでしょう。
加齢
かかとのひび割れの原因のひとつは加齢です。加齢や活性酸素によって肌のターンオーバーが正常に働かなくなるため、溜まった角質が厚く、硬くなるといわれています。
足の裏は日ごろから刺激を受ける部位です。なにもケアをしなければどんどん硬くなる一方。かかとが硬くなることは、「表皮のターンオーバーの異常」として、あらゆる肌トラブルの原因を招くといわれています。
かかとのひび割れにおすすめのケア
かかとのひび割れを改善するには、以下の2つを心がけます。
・かかとへの刺激を和らげる
ここからは、具体的な5つのケアを紹介します。
保湿クリームを塗る
保湿クリームのケアは、かかとのひび割れの原因の一つである乾燥対策や、乾燥予防に有効です。保湿することでかたくなった皮膚が柔らかくなり、ターンオーバーが正常に働きやすくなります。
保湿クリームは、角質を柔らかくする尿素入りのクリームを選ぶとよいでしょう。市販で販売されている尿素クリームには、10%と20%の2種類がありますが、20%の方が尿素成分が多く含まれているため、乾燥対策により効果的です。
また、乾燥肌治療成分であるヘパリン類似物質も、かかとのひび割れケアに適しています。
ヘパリン類似物質は、保湿や血行促進、抗炎症作用といった働きがあります。そのため、乾燥や血流不足が原因で起こるかかとのひび割れに塗ることで、新陳代謝が促され、改善へとつながるでしょう。
かかとケアのアイテムを使用する
できるだけ簡単にケアをしたい方には、履くだけでかかとケアができる「かかとゲルマスク」がおすすめです。
かかとゲルマスクの特徴は、着けるだけで簡単に保湿ケアができるところです。家事や仕事の合間など、何かをしながら同時にかかとのケアができるため、忙しい方でも簡単に取り入れることができます。素材には、医療現場でも使用されている、耳たぶのような柔らかさの高伸縮性ゲルを使用しています。厚みは1.3mmと薄手であるため、足にピッタリとフィットし、装着も簡単です。
さらに、かかとゲルマスクには、オリーブスクワラン、スイートアルモンド、ローズヒップの3種類の保湿オイルが配合されています。そのため保湿クリームをつけなくてもしっかり皮膚が潤います。
水またはぬるま湯で洗って繰り返し使えるため経済的です。
古い角質を優しく取り除く
古い角質がたまってかかとの皮膚が厚くなると、保湿成分が吸収されにくくなります。そのような場合はまず、古い角質を丁寧に取り除くことから始めると良いでしょう。
方法としては、軽石やヤスリなどを使用します。軽石やヤスリで厚くなったかかとの古い角質の上を優しい力で滑らせるようにして、古い角質を取り除きます。
かかとのケアを習慣化する
かかとの皮膚は顔の皮膚と同じように、新陳代謝が正常に繰り返されることによって美しさを保つことができます。そのため一時的にケアをするだけではなく、お顔のスキンケアと同じように習慣化することが大切です。
かかとのケアを続けることで皮膚のターンオーバーが正常に働き、ひび割れのないツルンとした状態をキープできます。
履いている靴を見直す
足に合わない靴を履くとかかとに余分な負荷がかかってしまうため、ひび割れの原因につながります。長時間の立ち仕事などで足裏に負荷がかかっている方は、クッション性のある靴をなるべく選ぶように心がけましょう。そうすると、かかとへの負荷を和らげることができます。
ヒールを履く機会の多い方は、クッションパッドなどを使用し、かかとへの負担を軽減すると良いでしょう。クッションパッドは歩行時の衝撃を軽減してくれるだけでなく、靴と足とのフィット感が増し、足の疲労も緩和されます。
かかとのひび割れで注意したいこと
間違ったかかとケアは、皮膚を傷つけ、ときに出血してしまうこともあるため注意が必要です。ここでは、かかとケアをする際に気をつけたいポイントを2つご紹介します。
古い角質をハサミなどで取り除く
厚くなったかかとの皮膚をハサミや爪切りで取り除くといったケアは、皮膚を傷つけて、出血する可能性があります。
また、ハサミなどでカットをすると、余計にかかとの皮膚がガサガサになり、より見た目が悪くなってしまいます。急いで改善しようとせず、新陳代謝を促すケアと、日々の保湿を心がけましょう。
強い力でピーリングを行う
ピーリングによって角質を削り過ぎてしまうと、逆効果をもたらすこともあります。ピーリング直後の肌は不要な角質が取り除かれ、通常よりも乾燥しやすく外的刺激に敏感な状態になります。これは肌の生まれ変わりの過程で、しっかりと保湿でケアをすれば乾燥は改善されていくでしょう。しかし、過剰なピーリングは肌の角質を過度に取り除いてしまうため、刺激による肌ストレスにより肌に防御反応が働き、角質が厚くなってしまうのです。
ピーリングは優しく行うことを心がけ、月に1?2回ペース程度を目安にしましょう。
かかとのひび割れ!タイプ別におすすめのケア
かかとのケアは習慣化することが理想ではありますが、忙しくてなかなかケアをする時間がない方もいるのではないでしょうか。
中には「マメなケアが苦手」という方もいるでしょう。そこで、さまざまな生活や好みに合わせた3つのかかとケアをご紹介します。
こまめなケアが苦じゃない
「こまめにケアすることが苦手ではない」という方は、保湿クリームでのかかとケアが良いでしょう。
ケアのタイミングは、入浴後がおすすめです。お風呂上がりの皮膚は血流が改善されて、柔らかい状態です。そのため、保湿成分が肌へと浸透しやすいのです。さらにクリームをかかとに塗る際にふくらはぎをマッサージすれば血行が促進され、冷えや血流不足によるかかとのひび割れ改善へとつながるでしょう。
クリームによるベタつきが気になる方は、靴下を履くことをおすすめします。クリームの密着度が増し、乾燥やひび割れ対策により効果的です。
できるだけ楽にかかとケアを習慣化したい
「なるべく手軽にかかとケアをしたい」という方には、履くだけでケアできる、「かかとゲルマスク」がおすすめです。お風呂上がりのスキンケアタイムやリラックスタイムなど、「ながらケア」ができるのも魅力です。
保湿成分が配合されているため、クリームを塗る手間も省くことができ、繰り返し使えるので経済的でもあります。「時間もお金もかけず、手軽にかかとケアしたい」といった方にぴったりでしょう。
面倒なケアは嫌!すぐにでも角質を取り除きたい
「忙しくてケアをする時間がなかなかない」
「すぐに角質を取り除きたい」
そのような方には、エステでのフットピーリングをおすすめします。落ち着いたプライベート空間で施術を受けられるエステは、忙しい日々のちょっとした自分へのご褒美にもぴったりでしょう。
かかとのひび割れには肌のターンオーバーを正常にする⁉︎
かかとのひび割れを改善するには、肌のターンオーバーを正常にすることが大切です。ターンオーバーの乱れは肌の新陳代謝の滞りにつながり、古い角質が積み重なってかかとがひび割れる原因となります。
また、それ以外にも寝不足や運動不足、ストレスなど生活習慣の乱れも影響してきます。ひび割れを根本から改善するには、生活習慣を見直すことが大切です。
たとえば、適切な栄養バランスの食事を取ることや良質な睡眠、適度な運動、ストレス解消など日常的に生活習慣を見直すことでターンオーバーのサイクルを正常化し、肌の回復力向上が期待できます。
かかとのひび割れ予防はもちろん、健康増進にもつながるため、日常生活の行動一つひとつを確認してみてください。
かかとのひび割れで病院に行くタイミングとは?
かかとのひび割れの多くは、乾燥や肌への刺激が原因で起こります。乾燥などが原因の場合は、保湿や外的刺激を軽減することで改善されるでしょう。
しかし、どれだけケアをしても良くならないといった場合は、病気の可能性も考えられます。かかとのひび割れを招く病気には、乾燥型水虫があります。乾燥型水虫の症状の特徴は、カサカサと乾燥して白く粉が吹いていたり、ケースによってはひび割れすることもあります。
その他、ウィルスの感染によって生じるイボやウオノメ、タコによりひび割れが起きることもあり、このような場合は、皮膚の一部に小さなしこりのような硬い皮疹があらわれます。このような症状に見覚えがある方は、なるべく早く医療機関の専門医による適切な治療や処置を受けるようにしましょう。
また、ひび割れの悪化によって出血がひどく、痛みがあり歩くのがつらいといった場合であっても、一度きちんと診てもらうことをおすすめします。
まとめ
かかとのひび割れは、放っておくと悪化し、痛みで歩けなくなるケースも中にはあります。そのため早期に正しい対策を行い、悪化を予防することが何より大切です。
それには保湿と、かかとへの負担を和らげることがポイントになります。
ひび割れかかとを諦めていた方も、今回ご紹介したケア方法をぜひ試してはいかがでしょうか?
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