外反母趾はよく起きる病気の一つで、聞いたことのある方も多いと思います。外反母趾は放っておくと、歩くときに足の力のバランスが取れなくなりさまざまな症状が表れます。
そこで今回は、外反母趾についてと、外反母趾の方におすすめのサポーターをご紹介します。
親指がズキズキして痛い!外反母趾なの?
「何もしていなくても親指がズキズキと痛み出した」
これって外反母趾なの?
徐々に歩くのがつらくなる経験をしたことはありませんか?進行が進むと赤くなったり、関節が脱臼する恐れのある外反母趾は、決して侮れない病気です。
外反母趾とは?
外反母趾とはズバリ、親指が人差し指に向かって「く」の字に変形している状態をいいます。そうすると出っ張った部分が靴の内側に接触し、骨が当たって痛みが生じることがあります。特に女性は、ハイヒールや先の尖ったパンプスなどを履く機会が多いことから、発症する確率が高いことが分かっています。
外反母趾のセルフチェック
自分が外反母趾なのか気になる方は、以下を参考に確認してみてください。
- 靴を履くと親指の付け根が痛む
- 何もしていないのに痛む
- 親指の角度が人差し指に向かって40度以上曲がっている
痛みはないけどこんな方も要注意です!
- 足の裏にタコができている
- 靴が狭く感じる
- 親指の付け根が赤くなっている
外反母趾で痛い人は遺伝の影響?
外反母趾になる人は、ハイヒールなどの靴の影響だけによるものと考えている方は、多いのではないでしょうか?
実は靴だけが原因ではないのです。足の元々の骨の構造による影響で外反母趾になる場合もあるのです。
すなわち遺伝によるものです。
遺伝子的素因についてははっきり認められていませんが、親子は足の形をそのまま受け継ぐことがあるので、親が外反母趾の方は注意する必要があります。
外反母趾で痛む原因は?
外反母趾になる原因はさまざまな説があり、いまだに正式な結論が出ていません。ここでは、外反母趾を悪化させる原因となるものを4つに絞ってお伝えします。
靴によって炎症を起こしている
外的な要因としてもっとも影響するのは、皆さんもご存知のように、合わない靴を履いていることです。特に先が細いハイヒールやかかとが高い靴は親指を圧迫しています。
これらの靴を日常的に履く機会がある女性に多いことが知られています。
足の形態的特徴によるものである
もともとの足の形(骨格)による原因も挙げられます。足の形は「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」の3つに分かれます。
このうち、母趾が第2趾よりも長いタイプの「エジプト型」が外反母趾になりやすいと言われています。
歩き方に問題がある
普段の歩き方の癖が外反母趾を助長させている場合があります。足の形を支える足の指や足の裏の筋肉が、正しく使われていなくて機能が低下しています。
悪い歩き方の特徴としては「歩幅がせまい」「足を上げずに地面を引きずるように歩く」などです。このような歩き方は、足の筋肉をしっかり使えていない証拠といえます。
病気が原因で変形している
糖尿病や関節リウマチの合併症として生じて、外反母趾になるケースもあります。この場合ほかの原因とは別で、治療には一般的な外反母趾と区別して考える方がいいでしょう。
外反母趾が強く痛む場合の応急処置
親指がズキズキ痛んだままの状態で、日常生活を過ごすのはとても困難なことです。痛む要因となる靴を履かないようにすることはもちろんですが、その他に痛みを和らげる方法を紹介します。
アイシングや冷湿布を貼る
患部が痛みで熱を持っているときは、アイシングが一番です。
保冷剤を直接患部に当てて冷やすことも可能ですが、おすすめは冷湿布です。冷湿布は鎮痛効果が期待できて、指の形に合わせてカットして貼ることもできるので、簡単に冷やすことができます。
市販のサポーターグッズを使用する
痛みを解消または軽減させるには「テーピング」もおすすめです。
親指が内側に入らないよう外に広げて貼るようにテーピングします。ドラックストアやネットなどで購入できます。しかし、テーピングは外反母趾を改善するものではないので、使用方法などの説明をしっかり確認した上で利用しましょう。
外反母趾の痛みにストレッチは効果的なのか?
痛みが生じた時の応急処置は上記で紹介しましたが、できれば外反母趾が悪化する前に対処できた方がいいのではないでしょうか?
そこで「ストレッチは外反母趾の痛みに効果的なのか?」という点についてお話しします。結論からいうと、予防や痛みの緩和に対して、ストレッチはとても効果的です。
外反母趾の悪化を防ぐためには、親指がガチガチに固まっている状態をほぐす必要があります。そこで足指を動かすようなストレッチを習慣にすることが重要になるのです。
外反母趾のストレッチ
それでは、自宅でもできる簡単なストレッチをご紹介します。足指のストレッチを行うと、柔軟性がアップし血行も良くなるので、ふくらはぎのむくみや冷え性の改善も期待できます。
足指を広げる
手を使って足指をできるだけ外側へ広げます。指と指の間を伸ばすように意識します。次に手の補助なしに、自分の足指の力だけを使って同じように外側へ広げてみます。
足指ジャンケン
足の指を順番にグー・チョキ・パーの形にします。自分の足の力だけで難しい時は手を使ってやってみましょう。
タオル掴み
床にタオルを敷き、全ての足指を使ってタオルをたぐり寄せるように掴みます。掴んで離してを繰り返し行います。
外反母趾のストレッチには、足指サポーターを使うのもおすすめです。足指サポーターについては、記事の最後の章で詳しく解説します。
外反母趾の痛みは自分で治せる?病院に行くべき?
外反母趾の痛みは自分で和らげることはできますが、治すことはできません。早期改善が必要な場合は病院で受診しましょう。
進行が進むと「靴を履くだけで痛い」「足の指がくの字に曲がっている」「歩くのがつらい」など我慢できないほどの痛みが生じる場合があります。放置すると巻き爪になったり、親指の関節が半分脱臼した「亜脱臼」と言う状態にまで高じることも考えられるので、早めに判断しましょう。
外反母趾におすすめのサポーター
先ほど市販で購入できるアイテムを紹介しましたが、外反母趾のサポーターとして今回強くおすすめしたいのが、テンダーセンスの「アシパカ」です。
アシパカは、指と指の間に装着するだけでストレッチと痛みを和らげる効果が期待できます。
アシパカって何?
足裏のアーチを鍛える
足裏のアーチに沿った形状でEVA素材を使用しているため型崩れしにくいです。慣れてきたら装着したまま室内を歩けます。
お風呂でも使える
水がしみにくいEVA素材なのでお風呂でリラックスしながらバスタイムを楽しめます。汚れてもすぐ洗えます。
アシパカを使ったストレッチ
足首をほぐす
アシパカを装着した状態でつま先を持ち、ぐるぐると足首を回してほぐします。
握ったり開いたり
足指をぎゅっと握ったり、開いたりして繰り返します。ジャンケンのグーとパーを意識するようなイメージで行います。
まとめ
外反母趾の痛みは何もせず自然に治るものではありません。既に症状が悪化してる人は、早めに病院に行って治療を受けることをおすすめします。
足指のストレッチや足裏をしっかり使うことで予防することは可能なので、ぜひこれを機会に、テンダーセンスのアシパカを試してみてはいかがでしょうか?