寒い冬の水仕事。あかぎれやひびわれで毎日の水仕事が辛い・・・と悩む人も多いのではないでしょうか。
そんなときの応急処置として使われる絆創膏。絆創膏にはさまざまな種類がありますが、あかぎれしたときに活躍する便利なアイテムです。
今回は、あかぎれしたときの絆創膏の選び方や正しい貼り方、あかぎれに絆創膏を使用するメリット・デメリットなどについて解説します。
あかぎれにおすすめのアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
あかぎれ用絆創膏の選び方
あかぎれ用絆創膏の選び方は、以下の4つです。
- 剥がれにくさで選ぶ
- 重視するポイントで選ぶ
- 傷の度合いに合わせて選ぶ
- 肌にやさしいものを選ぶ
ここでは、あかぎれ用絆創膏の選び方について詳しく解説します。
剥がれにくさで選ぶ
体の中でも日々動かすことが多い指先には、水に触れても剥がれないものを選びましょう。
洗濯や洗い物など家事による水仕事が多い人は、水や油を弾く性質があるウレタンフィルムの絆創膏がおすすめです。
また、ウレタンフィルムは、湿気を通しながら液体の水は通さないという特徴があります。剥がれてしまったり傷口にしみたりして痛みを防げます。透明なものも多く、絆創膏を目立たせたくない人にもおすすめです。
柔軟性に優れた素材のウレタン不織布の場合は、指を曲げてもフィットします。伸縮性が高いため絆創膏が剥がれるリスクを減らせるでしょう。
重視するポイントで選ぶ
絆創膏を選ぶときは、重視するポイントに合わせて選ぶことも大切です。
【痛みを抑えたい場合】
傷口を保護しながら密閉性が高いモイストヒーリングタイプがおすすめです。水を通さないため、痛みを抑えたり傷口の乾燥を防いだりします。
【剥がすときの痛みが気になる場合】
傷口にくっつきにくいパッドがついたものがおすすめです。ネットタイプや不織布タイプなどの種類があるため使いやすいものを選びましょう。
中には「傷口にくっつきにくい」といった表記がある絆創膏もあります。
【絆創膏で肌がかぶれやすい場合】
絆創膏による肌のかぶれが気になる場合は、ウレタン不織布の絆創膏がおすすめです。ウレタン不織布タイプは、通気性や透湿性がいいのでかゆみやかぶれを軽減します。
しかし、絆創膏をつけっぱなしにしていると皮膚がふやけてしまい、治りが遅くなる可能性があります。絆創膏はつけっぱなしにせず、取り替えながら傷口も清潔に保ちましょう。
傷の度合いに合わせて選ぶ
絆創膏は傷の程度に合わせて選びましょう。
【さまざまな傷に対応したスタンダードタイプ】
傷口部分に当てるパッド付きのタイプです。軽度の傷から出血を伴う擦り傷や切り傷まで幅広い傷に対応できます。サイズや形、透明タイプなどさまざまなタイプがあります。日常生活で使いやすい絆創膏です。
【出血がない傷に対応したパッドなしタイプ】
出血のないあかぎれやひびわれなどに適したパッドなしの絆創膏です。滅菌加工になっているものが多く、傷口に直接貼ることができます。
【傷口を一時的に保護する液体タイプ】
絆創膏の役割を果たす薬液タイプです。液体によって薄い皮膜ができ、水や汚れ、細菌などの侵入を防ぎます。絆創膏を貼らずに瞬時に防水や防菌ができる便利なタイプです。
肌にやさしいものを選ぶ
絆創膏で肌がかぶれやすい人や肌が弱い人は、肌にやさしいタイプの絆創膏を選びましょう。適度に通気性がある絆創膏は、かゆみやかぶれを軽減できます。
傷を密閉するタイプは、皮膚の蒸れによってかゆみやかぶれの原因となります。たとえば、ゲル粘着剤を使用したものや低刺激性粘着剤を使用したものなどを選んでみましょう。
あかぎれで絆創膏を剥がれにくくする方法は?
あかぎれで絆創膏を剥がれにくくする方法はいくつかあります。スタンダードタイプの絆創膏を剥がれにくくする場合は、絆創膏の端からガーゼ部分まで切れ目を入れてクロスさせて貼りましょう。
四角い絆創膏の場合は、四辺の中心を三角形に切り取ってフィットさせるように貼るのがおすすめです。
どちらも切り込みを入れることで、指にしっかりフィットするだけでなく剥がれにくく、動きやすさもアップします。
また、絆創膏を貼る前に指の水分や油分を拭き取ることも大切です。手洗い後はしっかり水分を拭き取り、ハンドクリームも手や指に残らないようにしておきましょう。
絆創膏の正しい貼り方
絆創膏を貼る際は、傷口を保護することだけを考えていませんか。絆創膏にも正しい貼り方があります。
以下では、絆創膏の正しい貼り方のポイントをご紹介します。
患部を清潔にする
絆創膏を貼る前には傷口である患部を清潔にしましょう。
洗浄が不十分だと傷口に残った異物の菌が原因で治りが遅くなったり、悪化したりする可能性があります。
傷口にパッドをあてて貼る
傷や傷周りの違和感や痛みを和らげるために、傷口にパッドを当てて貼りましょう。
傷口にパッドをあてて貼らなかった場合、傷口に粘着テープがくっついて剥がすときに痛みが生じたり、治りにくくなる可能性があります。
たとえば、パッドの代わりにガーゼを用いる場合は、白色ワセリンなどを塗ってから使用すると、傷口がくっつくのを防ぐことができます。
よく密着させながら巻く
絆創膏を貼るときは、指によく密着させながら巻きましょう。密着力が弱いと剥がれやすくなったり、パッド部分がずれたりします。
きつく巻きすぎると指を圧迫させてしまうので、ほどよい力で密着感を意識して巻きましょう。
あかぎれに絆創膏を使用するメリット
あかぎれは、乾燥した指先や関節部分などがひびわれて炎症を引き起こし、痛みや出血を伴うケースもあります。その場合は、絆創膏であかぎれ部分を保護することが可能です。
あかぎれに絆創膏を使用するメリットは以下のとおりです。
- 患部を保護する
- 痛みを和らげる
- 乾燥から守る
- 雑菌の侵入を防ぐ
それぞれのメリットについて解説します。
患部を保護する
絆創膏はどんな傷であれ患部を保護する役割があります。患部を保護することで、それ以上傷を広げることなく傷の治りを早めます。
また、不意に物に当たったり水に濡れたりすることからも守る役割があります。
痛みを和らげる
絆創膏で傷口を密閉することで異物や雑菌の侵入を防いだり、直接物があたったりするのを防ぐため痛みを和らげることができます。
また、あかぎれで皮膚に亀裂が入ったまま絆創膏をせずに過ごしていると、傷が開いたり、乾燥がひどくなったりして痛みが増しやすくなります。
水や乾燥などから傷口を守るという意味でも、絆創膏をすることであかぎれによる痛みを和らげます。
乾燥から守る
絆創膏で傷口を密閉する環境をつくることで、乾燥による神経への刺激を抑える役割があります。
絆創膏をせずに指を外気に晒していると、手や指がカサカサして乾燥を引き起こすでしょう。
乾燥が進むとひび割れやあかぎれが悪化するリスクも高まります。あかぎれがある場合は絆創膏で乾燥から手指を守ることが大切です。
雑菌の侵入を防ぐ
絆創膏は雑菌の侵入を防ぐ役割があります。絆創膏を貼らないままあかぎれを放置しておくと、雑菌や汚れが侵入してあかぎれがひどくなる可能性もあります。
とくに、塗るタイプの液体絆創膏は、あかぎれやひび割れなどの傷に塗ることで皮膜をつくりやすいです。傷口に雑菌が侵入するのを防ぐ効果が期待できるでしょう。
あかぎれに絆創膏を使用するデメリット
絆創膏をすることであかぎれの痛みを和らげたり乾燥から守ったり、雑菌の侵入を防いだりするというメリットがありますが、デメリットもあります。
- 通気性が悪い
- 炎症・かぶれる
ここでは、あかぎれに絆創膏を使用するデメリットの2つについて解説します。
通気性が悪い
通気性が悪い絆創膏を使用すると汗をかいたときに蒸れやすくなります。空気に触れにくい環境となるので雑菌が繁殖し、肌がかぶれる可能性があります。
テープ部分には空気穴がついている絆創膏も多いですが、それでも密着度が高くなるほど通気性は低くなります。絆創膏を付けっ放しにしないように気をつけましょう。
炎症・かぶれる
絆創膏をつけていると、通気性が悪いことから雑菌や細菌が繁殖する確率が高くなります。絆創膏でかぶれが起きやすい原因は、細菌が繁殖することによって起こる「一時的刺激性接触皮膚炎」です。
絆創膏の内側で雑菌が繁殖すると皮膚が刺激されてかぶれてしまい、絆創膏をはがすときの刺激もかぶれの原因となります。
あかぎれの際、絆創膏は貼り替えるタイミングは?
あかぎれの際、モイストヒーリングの絆創膏の場合は2〜3日に1回貼り替えるのがベストです。パッド付きの絆創膏は、パッドが濡れてしまったタイミングで貼り替えます。
しかし、パッドが濡れていない場合でも数日に1回は傷口を洗い、清潔に保つことが大切です。また、貼り替えるときはよく流水で洗い流してから、新しい絆創膏に貼り替えましょう。
絆創膏の他にあかぎれにおすすめのアイテムを紹介!
あかぎれやひび割れで悩んでいる人には、テンダーセンスの「密着保湿の指先ケア指ゲル」と「シリコーンテーピング」がおすすめです。
どちらも簡単に装着できて繰り返し使えるものなので比較的どんなシーンでも活用できます。手荒れで皮がむけていてもきれいにカバーし、手荒れの症状が悪化するのを防ぐ効果も期待できます。
ここでは、テンダーセンスの「密着保湿の指先ケア指ゲル」と「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」をご紹介!
密着保湿の指先ケア指ゲル
「密着保湿の指先ケア指ゲル」は、指に着けるだけで簡単に手指がケアできるアイテムです。水仕事や入浴時の防水対策、乾燥対策に効果的。
医療現場でも使用されている伸縮性の高いゲルが指先に密着し、着け心地の良さを実現します。
「密着保湿の指先ケア指ゲル」に使用している厚さ1.3mmの「クリスタルゲル®」は、高伸縮性を備え耳たぶのような柔らかさを持つタナックオリジナルのゲル素材です。
指にフィットしやすいうえに、肌当たりが良くストレスなく装着できる特徴があります。
「密着保湿の指先ケア指ゲルはこんな人におすすめ!
- あかぎれ、ひび割れがひどくて水仕事がつらい人
- ばね指の人
- スポーツする人
- 長時間パソコンをする人
- よくゲームをする人
また、3種のオイルを配合しているため、使用しながら手指をやさしく守ります。水洗いするだけでOKなので、繰り返し何度も使用できるのも魅力です。
シリコーンテーピング
「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」は、使用しているシリコーン素材は水に強く0.5mmのストレッチ性の高い柔軟素材。肌にピタッと密着することで外気や浸水を防ぎ、乾燥から手を守ります。
さらに、医療現場使用のシリコーン素材なので、肌にも優しく安心安全に使用していただけます。
「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」は、柔軟性が高いため動いてもズレにくい特徴があります。指の関節にもしっかりフィットするため曲げてもズレにくく、ストレスフリーなつけ心地を実感できます。
また、自然な肌色かつ薄型設計で目立ちにくく肌になじむのも「シリコーンテーピング」のおすすめポイントです。職場や外出先でも気軽に装着できます。
「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」は、傷の度合いでお好みの長さにカットして使えます。自己粘着素材だから繰り返し使えるのも魅力。水に濡れても乾かしておけばOK。
日々何度も繰り返しおこなう手洗いや、アルコール消毒による乾燥からの手荒れを防ぐ効果が期待できます。
あかぎれの絆創膏に関してのQ&A
あかぎれで絆創膏を使う際、ほかにも疑問に思うことをまとめてみました。
ここでは、Q&A形式であかぎれの絆創膏に対する質問にお答えしていきます。
絆創膏を貼ってはいけない人はいる?
絆創膏を貼ってはいけない人は以下のとおりです。
- 出血している傷がある
- 大きな傷になった
- ひげ剃り・脱毛などでできた傷がある
- アルコールで肌がかぶれる人
- アルコールにアレルギーがある人
妊娠中や授乳中の人も使用できますが、肌がデリケートになっている時期なので低刺激性のものを使用するか、様子を見ながら使用するようにしましょう。
どのような傷に使えるの?
以下のような傷に使えます。
- すり傷
- 切り傷
- かき傷(ひっかき傷)
- あかぎれ
- さかむけ
- 靴ずれ
逆に、以下のような傷には使用できないので注意が必要です。
- 感染している
- 傷感染を起こす可能性のある傷(深い刺し傷や、動物や人にかまれたキズ、異物が入り込んだ傷など)
- にきび
- 湿疹
- 虫さされ
- 皮膚炎
一度使用したものを再使用しても大丈夫?
あかぎれによる絆創膏を一度使用してまた使用するのはNGです。
絆創膏は基本的に一枚ごとに滅菌した状態で包装されているため、一度使用したものを再使用すると感染する可能性が高くなります。
まとめ
あかぎれは乾燥が続く季節に多発します。絆創膏で保護することで痛みを和らげたり、乾燥から手指を守ったり、雑菌の侵入を防いだりします。
絆創膏は剥がれやすいので、ピタッと密着させながら端に切れ込みを入れて、クロスさせて貼るとずれる心配もありません。患部を清潔にして丁寧に巻いていきましょう。
あかぎれには絆創膏もおすすめですが、テンダーセンスの「密着保湿の指先ケア指ゲル」と「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」も指先をしっかり保護して繰り返し何度も使えるのでおすすめです。
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