寒い季節になり、指先のひび割れに悩む人が増えています。「指先のひび割れでカサカサしてかゆい」「指先のひび割れがぱっくり割れた」など症状はさまざまです。これから長い冬の季節、どのようにして指先のひび割れを乗り越えていけばいいのか不安になりますよね。

そこで今回は、指先の辛いひび割れの症状や原因、ケア方法などをご紹介します。
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指先のひび割れとは?
ここでは、指先のひび割れとは主にどのような症状なのか、そしてひび割れが起きやすい人の特徴はあるのかを解説します。
主な症状
ひび割れの主な症状は以下のとおりです。
- 皮膚がガサガサになる
- 皮膚に深い線状の亀裂ができる
- 皮膚表面が荒れて、皮膚が剥がれる
- 指先が硬くなる
- 赤み、かゆみ、痛みが生じる
指先のひび割れが悪化すると、赤みや出血、炎症を伴います。とくに、指先は関節があるので、ぱっくり割れてしまうと触れただけでも強い痛みを感じたり、炎症が悪化してかゆみが増したりするので、なかなか治らない場合があります。
ひび割れが起きやすい人
ひび割れが起きやすい人は、以下のような特徴があります。
- 主婦
- 美容師、飲食店スタッフなど水仕事が多い職業
- 乾燥肌の人
- 日々紙に触れている人
- レジ打ちの仕事をしている人
とくに、この中でも水に触れることが多い人は、ひび割れが起きる確率が高くなります。
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指先にひび割れができる原因とは?
指先のひび割れが起きる原因は、乾燥を中心にアルコール消毒の使用や手の洗いすぎになどの習慣によるものです。ここでは、指先のひび割れができる原因を4つご紹介します。
空気による乾燥
空気が乾燥しているということは、湿度が低い状態のことを言います。1年で最も乾燥しやすい冬場は、肌がカサカサになり荒れやすくなります。
室内の空気が乾燥するのは冬場だけでなく、冷房を使用する夏場も要注意です。エアコンの風が直接肌にあたって水分を奪っていくので、季節を問わず、湿度のコントロールが必要です。乾燥が進むと皮膚のバリア機能が低下して、ひび割れやあかぎれの原因となります。
皮膚の乾燥
皮膚が乾燥するとひび割れが起こりやすくなります。冬場はもちろんですが、もともと乾燥肌の人は寒さによる血行不良で皮膚の修復機能が低下し、乾燥をが引き起こすといわれています。
洗剤やアルコール消毒
最近は、いつでもどこでもアルコール消毒をする習慣が身につきました。1日に何度アルコール消毒をしているでしょうか。アルコール消毒は、皮脂量が減少し指先のひび割れを起こす原因となります。
また、洗浄力の強い洗剤やシャンプーを使用している人も要注意。アルコール消毒と同様に皮膚の表面から皮脂を奪い、乾燥でガサガサになる人が多いようです。
加齢によるカサつき
年齢を重ねることで皮脂の分泌量が減少することも、ひび割れの原因となることがわかっています。
加齢により新陳代謝が低下すると、皮膚の弾力性を失い皮脂膜が薄れていくので角質の水分も奪われます。それにより乾燥肌になっていきます。
洗浄力の強い洗剤やシャンプーの使用
洗浄力の強い洗剤やシャンプーの使用によってひび割れが起きることがあります。
これら洗浄力の強い洗剤やシャンプーなどに含まれる界面活性剤は、バリア機能を低下させ、皮膚から水分や皮脂を洗い流す作用が働きます。とくに、医療従事者や美容師は職業柄、ひび割れやあかぎれが生じやすい職種なのでケアが大切です。
また、コロナ禍でこまめな手洗いや外出先のアルコール消毒をする習慣がついた方に関しても、ひび割れやあかぎれを発症しやすくなります。初期では表皮が乾燥し、カサつきやつっぱりが感じられる程度ですが、乾燥が進むと表皮が硬く、分厚くなってひび割れやあかぎれを引き起こす原因となります。
最近は、感染症対策として手洗いやアルコール消毒を使用する機会が増え、あかぎれを発症する方も増えています。

食器洗いや洗濯など、水仕事が多い方、職業柄洗浄力の強い洗剤やシャンプーを頻繁に使用する方は、手袋を付ける習慣を身につけるとひび割れやあかぎれを防ぐことができるでしょう。
繰り返しのアルコール消毒
繰り返しのアルコール消毒液なども皮脂を洗い流し、乾燥からのひび割れを引き起こす原因となります。
皮膚の表面は皮脂膜に覆われ、外からの刺激物が侵入するのを防ぐ役割があります。手洗いやアルコール消毒によって汚れや菌とともに洗い流されてしまうため、手荒れの原因となります。皮膚表面の皮脂膜は時間が経過すると回復しますが、繰り返しの手洗いやアルコール消毒を重ねていると、十分な皮脂膜の回復が期待できません。
乾燥した皮膚は、角層で保たれていた水分や脂質が蒸発し、そのスキマができた角層に病原体が入り込みます。結果、ひび割れが起こり、あかぎれや手荒れと長い間付き合っていくことになるでしょう。
手洗いやアルコール消毒は殺菌効果が期待できるため、こまめにすることは大切です。しかし、手荒れを招いてしまうとせっかくの殺菌消毒もつらくなりますよね。
繰り返し行ったあとは、しっかり手荒れ対策をしましょう。
指先のひび割れを引き起こす手湿疹とは?
手湿疹とは、ひび割れやあかぎれ、痒み、赤みなどさまざまな症状が現れる、いわゆる「手荒れ」の総称です。
ここでは、指先のひび割れを起こす手湿疹について紹介します。
ひび割れは手湿疹の一部
手湿疹は、手指の皮膚の赤みやかゆみ、ひび割れなどの症状を引き起こす炎症の総称です。いわゆる手荒れが、より進行してしまった状態。
手湿疹が進行すると、ひび割れやあかぎれにつながることが多く、かゆみをともなったり、水ぶくれができたりすることもあるので注意が必要です。
原因は、頻繁な水仕事やアルコールによる消毒、外部からの摩擦、刺激などにより皮膚のバリア機能が低下してしまうことで起こります。水仕事が多い主婦や美容師に多くみられることから、「主婦湿疹」と呼ばれることもあります。
手湿疹の3つのステージ
手湿疹の進行は次の3つのステージに分けられます。
- 初期
- 進行期
- 悪化期
初期は乾燥肌の状態で、皮膚がカサついたり粉が吹いたりします。進行期ではブツブツやかゆみ、ひび割れ、あかぎれを引き起こし、皮膚の亀裂や痛み、出血を伴うことも少なくありません。もともとアトピー性皮膚炎がある方は、手湿疹が発症しやすいといわれています。
手湿疹は、自然治癒するケースもありますが、放置していると悪化する可能性もあるため、初期でケアすることをおすすめします。
症状が悪化してきた場合は、すぐに皮膚科を受診することです。手湿疹からくるひび割れなのか、あかぎれなのか適切な診断をしてくれるので、症状にあった治療ができます。痛みや出血を伴うような悪化した状態のときは、放置せず早めに医療機関を受診しましょう。
手湿疹と診断された場合は、保湿を中心とした治療を行います。皮膚のバリア機能が低下していることが原因なので、こまめな保湿が必要です。
また、かゆみがひどい場合はステロイド外用薬などを用い、傷や膿んでいる場合は抗生物質が配合された外用薬が処方されることもあります。
指先にひび割れができた時のセルフケア
「指先がひび割れてしまった。どうやってケアしたらいいかわからない」「ひび割れを簡単にホームケアする方法が知りたい」という人は多いでしょう。
ここでは、指先のひび割れができてしまった方に、おすすめしたいセルフケアをご紹介します。
手を清潔にする
指先にひび割れができたときのセルフケアでは、まずは手を清潔に保つことが大切です。手指の傷から雑菌が侵入したり、汚れで手荒れが起きたりすることがあるため、手はいつもきれいに保っておきましょう。
ただし、洗いすぎはNG。ゴシゴシ洗うことで摩擦が生じて乾燥を引き起こすため、できるだけやさしく洗いましょう。また、皮脂まで水で流れてしまい、バリア機能が低下して症状が悪化する場合もあります。
手を洗うときのハンドソープや石鹸は、弱酸性の洗浄料を選び、泡でやさしく洗うことがポイントです。洗い終わったあとは、ナイロン製のタオルはできるだけ控え、やわらかいコットン素材のタオルでやさしく拭き取りましょう。
保湿や軟膏クリーム
とにかくひび割れには保湿が大切です。ハンドクリームや軟膏クリームを使用することで、ガサガサが軽減され、皮膚がやわらかくなってひび割れをケアします。
ひび割れやあかぎれに有効な保湿剤の成分には、皮膚のうるおいを保持したり、皮膚を正常な状態にする効果が期待できるものがあります。
とくに指先のひび割れが気になる場合には、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分やかゆみ止め成分が配合されたものを使用するとよいでしょう。
熱いお湯を使わない
水仕事をする際は、できるだけゴム手袋を使用して、30℃前後のぬるま湯で行いましょう。熱いお湯は皮脂を奪い、冷たい水は刺激になります。ひび割れを招くので、水の温度には注意することがひび割れを防ぐひとつのポイントです。
お風呂やシャワーも、長時間熱いお湯に触れないように注意し、水温を適温に保ちましょう。
治癒促進タイプの絆創膏を使う
指先にひび割れができたときのセルフケアのひとつは、治癒促進タイプの絆創膏を使うことです。治癒を促進するタイプの絆創膏を使用することで、ひび割れた患部を保護して痛みを和らげ、治癒を促します。
ひび割れだけでなくあかぎれにも適しているため、皮膚がきれいに再生するのを促したり、痛みを和らげたりする効果が期待できます。日頃から手指の動きが多い方や曲げてもフィット感がほしい方は、不織布タイプのものや水仕事が多い方は防水タイプなど、生活スタイルに合わせて選びましょう。
手袋で保護する
水を多用したり手が空気に触れている時間が長いと、乾燥してガサガサになりひび割れが起こりやすくなります。
水仕事をする人はゴム手袋をする、外出時は手袋を着用するなどできる限り「水に触れない」「冷たい空気に触れない」ことを意識して、手袋で保護することが大切です。
加湿器で乾燥を防ぐ
寒い季節は、外はもちろんですが室内も乾燥しています。さらに、エアコンをつけて過ごしていると乾燥が進みやすくなり、ひび割れの原因となります。
室内の乾燥を防ぐには、加湿器を使用して適切な湿度を保つことが大切です。
水仕事がつらい、あかぎれ、ひびにお困りの方に。医療の現場使用のシリコーン素材。 シリコーンなので水に強い。 粘着剤不使用なので肌に安心。
指先のひび割れを悪化させないためには
指先のひび割れを悪化させないために、ここではいくつかの予防ポイントを紹介します。
- 皮膚科を受診する
- ストレスを溜め込まない
- 指先をサポートするアイテムを活用する
指先のひび割れを早く治したい人は、皮膚科を受診したり、ひび割れた部分を保護するアイテムを使用するのもひとつの方法です。
それぞれ詳しく解説します。
皮膚科を受診する
指先のひび割れを悪化させないためには、皮膚科を受診することをおすすめします。
ひび割れやあかぎれは予防が可能です。発症しても市販薬の軟膏やセルフケアで症状が改善することもあるため、放置する方も少なくないでしょう。
しかし、長引いてなかなか治癒しない場合は、炎症が重症化して治癒が困難になるケースもあります。強い痛みや出血、腫れ、なかなか改善しない、水仕事がつらいといった症状がある場合は、すみやかに皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
ストレスを溜め込まない
「ストレスもひび割れに関係するの?」と思われる方も多いでしょう。生活の乱れや睡眠不足は、乾燥肌を引き起こすことにつながります。
また、ストレスの多い現代社会ではホルモンバランスが乱れやすく、ターンオーバーが正常に行われずにバリア機能の低下を招くことも考えられます。
たとえば、ストレスがきっかけでついつい手や手首を掻いてしまうクセがつくと、炎症や手荒れを引き起こして手湿疹を引き起こします。また、普段からストレスでこぶしを握り締めるクセがある方や手同士をこすりつけてしまう方、ストレスがきっかけで発汗作用が働く方も注意が必要です。
さらに、強いストレスを感じると患部をかきむしってしまう方もいます。症状が悪化する可能性もあり、なかなか改善が難しくなります。とくに忙しい方は、つい保湿するのを忘れがちになるため、治癒するのも遅くなるでしょう。
日常生活では適度なストレス解消で、症状が悪化するのを防ぐことが大切です。
指先をサポートするアイテムを活用する
指先をサポートするアイテムを活用することも大切です。とくに、冬は皮膚に必要なうるおいが奪われやすく、冷たく乾燥した外気から手指をしっかり守りましょう。
手袋や靴下、帽子、耳あてなどを活用することで、皮膚を乾燥から守ることができます。
ひび割れやあかぎれを引き起こしている指先は、炎症を起こして敏感になり、ちょっとした刺激にも弱い状態です。そのため、手袋などであかぎれやひび割れの箇所を保護する必要があります。
たとえば、患部に絆創膏を貼り、その上から手袋を覆うように着用すれば、皮膚の乾燥を極力抑えることができます。さらに、保湿剤でケアしてから手袋を装着すると皮膚の乾燥を防いで回復も早まるといわれています。
指先のひび割れを保護するアイテム
ここでは、指先のひび割れを保護するテンダーセンスの「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」「指用ゲルマスク」を紹介します。
指先のひび割れに悩んでいる人は、ぜひ試してしてみてください。
シリコーンテーピング
使用しているシリコーン素材は水に強く、0.5mmのストレッチ性の高い柔軟素材で肌にピタッと密着することで外気や浸水を防いで、乾燥から手を守ります。
さらに、医療現場使用のシリコーン素材なので、肌にも優しく安心安全に使用していただけます。
「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」は、粘着剤不使用で繰り返し使用できるのも魅力的。日々何度も繰り返し行う手洗いやアルコール消毒によるひび割れを、未然に防ぐ効果が期待できます。
伸縮性が高く動いてもズレにくい特徴があるため、水仕事などで指先を使う人にぴったりです。指の関節などでもしっかりフィットするため、曲げてもズレにくく、ストレスフリーなつけ心地を実感していただけます。
自然な肌色かつ薄型設計なため、目立ちにくく肌になじみます。手を見せることが多い仕事をしている人や手元をきれいに見せたい人も気軽に巻くことができます。
傷に合わせてお好みの長さにカットして使用することが可能。ひび割れた部分が多数ある場合でも対応できます。
「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」は、指先のひび割れを予防したり、ひび割れによる痛みやかゆみなどの症状を緩和するだけでなく、手荒れやあかぎれなどあらゆる手の症状にも効果が期待できます。
皮膚科にいく時間がない人やとりあえずホームケアで症状を抑えたいという人は、ぜひおためしください。
指用ゲルマスク
「指用ゲルマスク」は、水仕事や入浴時などあらゆる手の乾燥から肌を守り、手指を保護する指用のゲルマスクです。「あかぎれやひび割れがひどくて水仕事がつらい」「水仕事のたびに絆創膏が濡れてしまう」「服を着るときに乾燥した指が引っかかってつらい」など指の悩みがある人におすすめの商品です。
「指用ゲルマスク」は、タナックオリジナルのゲル素材「クリスタルゲル®」は、高伸縮性を備え耳たぶのような柔らかさで着け心地は抜群。
厚さ1.3mmのクリスタルゲル®を使用しているため、指に密着してフィットしやすく肌当たりも快適です。伸縮性も抜群でどの指にも使用可能。絆創膏のように剥がれる心配もなく指先をしっかり保護します。
「指用ゲルマスク」にはオリーブスクワラン、スイートアーモンド、ローズヒップの3種のオイルが配合され、やさしく指先を包み込むので保湿効果も期待できます。
また、使用後は水またはぬるめのお湯で洗うことで繰り返し使えるのも経済的。クリアベージュのカラーなので目立ちにくいのも魅力的です。仕事で手を見せることが多い人も安心して使えます。
まとめ
気温が低い日はまだまだ続きますが、指先のひび割れは水に触れる機会を減らすことや手袋を使用したり、保湿クリームを塗るなどのホームケアでひび割れを予防することができます。
また、指先を保護するアイテムを使用するなどして悪化を防いだり、症状の緩和が期待できます。ひび割れをできるだけ防いできれいな手元を目指しましょう。
指先のひび割れの予防に、今回紹介した「ピタッと巻けるシリコーンテーピング」「指用ゲルマスク」を一度試してみてはいかがでしょうか。
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