膝に不安があると、積極的に活動したくても外に出かけることさえ億劫になることがありませんか。近年、そのような膝の悩みに、サポーターを使用する方が増えています。
「膝が痛いからサポーターを使用する」という方は多いですが、膝サポーターの効果について、正しく理解していますか?
膝サポーターは種類も多く、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも多いですが、きちんと役割を理解することで、その効果も大きく変わってきます。
本記事では、膝の負担を軽減する膝サポーターの正しい選び方や、付け方について詳しく解説します。これから膝サポーターの購入を検討する、または自分に合う膝サポーターを見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
膝サポーターの効果は役割を知ることが大事
膝サポーターは、膝関節をサポートする役割があります。ここでは、膝サポーターの効果を最大限に発揮できるように、しっかりと役割について理解していきましょう。
膝サポーターとは
膝サポーターは着用することで膝関節が安定し、膝への負担が軽減されます。使用する素材や形状により異なりますが、様々なタイプのものがあります。
また、バスケットボールやバレーボールなどのジャンプを多用するスポーツをする方や、膝関節が劣化し日常生活で痛みを感じる方は、関節にストレスが多くかかっている場合があるため、膝サポーターを使用するケースが多いです。
膝サポーターの必要性
実際に膝サポーターが必要になるのはどのような時でしょうか。
- 長い距離を歩くのがつらい
- 膝の力が抜けそうになる
- ランニングやウォーキングの時、膝に痛みを感じたり、違和感があったりする
- 階段の上り下りで膝に力が入りにくい
- 中腰で膝を曲げると痛くなる
- 膝の曲げ伸ばしの動作が多い仕事をしている
このような症状が当てはまる場合は、サポーターによる対策や予防を考えることをおすすめします。
また、変形性膝関節症と診断された方や過去に膝の手術を受けたことがある方も、サポーターを使用することで再び膝痛が起こるのを予防できる効果が期待できます。
膝サポーターの種類
膝サポーターは大きく次の2つの種類に分けられます。
〈筒型サポーター〉
筒型は足を通して膝まで上げることで簡単に装着できるタイプのサポーターです。ずれないように工夫されており、ストレッチが効いているため取り外しも簡単です。
バスケットボールやバレーボールなどの激しいスポーツや、マラソンや登山など長時間にわたって膝に負担をかけるときなどにおすすめです。また、保温性に優れているため、冷えて膝が痛む方にも向きます。
筒型サポーターは比較的安いものも多いため、はじめて使用する方に購入しやすいのも嬉しいポイントです。
〈ベルト型サポーター〉
ベルトのように膝に巻きつけるタイプのサポーターです。筒型サポーターよりもサポート力が強いことが特徴です。ベルトでしっかりと固定して締めるため、筒型と比べて膝を支える効果が高いです。
歩く頻度が少ない時は膝の皿の上下2箇所で固定するもの、一方歩くことが多い時は数箇所でがっちりと固定するものなど、あらゆる形態を併せ持つサポーターがあります。ただし、サポーター自体に厚みがあるため、日常使いで使用する際は、薄めのものを選ぶ方が使いやすいでしょう。
膝サポーターは変形性膝関節症に効果的
膝サポーターは、変形性膝関節症の悪循環を断ち切るためのサポート力も優れています。変形性膝関節症の初期症状は、痛みが出たときに安静にしていればその痛みは無くなるものですが、安静にすることが良いことだと勘違いする傾向があります。
しかし、安静を心がけ動かさないでいると、膝を支える筋力の低下や動かないことによる体重増加を招き、かえって膝の負担を増加させてしまい悪循環が生まれてしまいます。
【変形性膝関節症の特徴】
悪循環:動かない→安静にする→筋力の低下する→軟骨がすり減る→痛みが増幅
好循環:運動する→動けるようになる→筋力がつく→軟骨が保護される→痛みが軽減
膝サポーターは上手に膝をサポートするため、膝の痛みへの不安を抑え、前向きに運動する気分をつくるうえで非常に役立ちます。
膝サポーターの効果はこんな方におすすめ
O脚変形の強い方や膝の曲げ伸ばしに不自由を感じる方にも、膝サポーターの着用をおすすめします。サポーターを着用することにより、不安定な関節をある程度安定させ、関節面への負担を軽減することができます。
サポーターには、目的に応じていくつかのタイプがあります。
【目的のタイプ別】
- 圧迫機能が働く
- 安定する
- 保温機能がついている
自分の症状に合った膝サポーターを使用することが重要です。筋力を高める過程で不安定な関節を安定させ、痛みのコントロールをしながら上手に活用しましょう。
圧迫機能が働く
サポーター本体で膝を圧迫することで、関節を安定させることが可能です。サポーターの基本的な役割としては、関節やその周辺を圧迫する機能の関節の動きを制限し安定させ、痛みを感じる部位への負担を軽減させます。
摩擦や衝撃から外傷を受けやすい部位を、保護する機能を重視したサポーターもあります。
安定する
支柱によって関節のグラつきを抑え、膝の動きをスムーズにします。ひざをブレないように固定することで、関節の動きを助けたり、無理な動きを防ぐことができます。バスケットボールやバレーボールなど激しくジャンプするスポーツをするときに使うと、ケガの予防にもなり効果的です。
保温機能がついている
膝の痛みは冷えと連動しており、膝を温めると血液の循環がよくなるため、筋肉の緊張もほぐれていきます。常に膝が痛むわけではないが、冷えることで膝が痛む方は、膝周りを覆って温める効果のあるサポーターを選びましょう。
とくに冷える季節には保温機能がついた膝サポーターがおすすめです。
膝サポーターを効果的に使う注意点
日常使いでも、激しいしスポーツでも活躍する膝サポーターはメリットがたくさんありますが、効果をより高く感じていただくためにも、いくつか注意点について理解しておく必要があります。
清潔な状態で使用する
膝サポーターを使用する際は、膝もサポーターも清潔な状態で使用するようにしましょう。もしも、清潔な状態が保たれていなければ、皮膚がアレルギー反応を起こしたり、接触性皮膚炎を引き起こしたりする可能性があります。
また、膝の汗をしっかりと拭き取らずに使用すると、サポーター自体がズレてしまうこともあります。汗をかいたときは、汗をしっかり拭きとってからサポーターを着用しましょう。
正しく装着する
膝サポーターを強く締めすぎると、血行不良を起こす場合もあります。さらに、装着方法を誤ってしまうと、正しい姿勢で装着しても動作に支障をきたす恐れがあり、別の部位を痛めることにもつながるため注意しましょう。
長時間の使用は避ける
膝サポーターは長時間使用すると、筋力を低下させる恐れがあります。サポーターを正しく装着していても、長時間つけ続けていると膝が圧迫されて血流が悪くなってしまいます。
サポーターは動く直前につけたり、定期的に外したりして、なるべく着けている時間を短くしましょう。また、短い時間であっても就寝時や家の中で安静に過ごしているときは外すなど、こまめに着け外す習慣をつけるとよいでしょう。
定期的に交換する
膝サポーターは永久的に使えるものではなく、消耗品であることを認識しておきましょう。使用する期間が長いと素材が伸びたり、劣化したりすることで正しくつけていても、形が崩れてくるのでフィットしなくなることがあります。
膝サポーターは正しくフィットすることで効果を発揮するよう設計されているため、長期間使用しないようにしましょう。正しくフィットしなくなってきた場合は、定期的に新しいものに交換しましょう。劣化したサポーターを使って、変に負担が掛かると逆に症状が悪くなる危険性があるため、長期的に使用することはおすすめしません。
膝サポーターに頼りすぎない
ひざが痛むからと長い間サポーターを付けた生活をしていると、足周りの筋肉が衰えてしまいまい、膝の機能がさらに悪化してしまいます。膝サポーターに頼り切らずに適度な運動をすることを心がけましょう。
膝サポーターに依存しないためには、ストレッチやトレーニングなどに取り組むことをおすすめします。関節を保護するには、筋肉の柔軟性を保ったり、筋力を向上させたりすることで関節の動きを保ちましょう。
そのためには、関節痛を考慮して膝サポーターをうまく活用しながら、ストレッチやトレーニングを積極的におこなうとよいでしょう。
効果的な膝サポーターの選び方
市販されている膝サポーターの種類は多く、何を選ぶべきか迷う方も多いでしょう。ここでは効果を最大限発揮できる膝サポーターの選び方について紹介します。
用途に合わせて選ぶ
日常生活で使う、スポーツで使うなど使用する用途に合わせて選びましょう。膝サポーターは日常動作補助タイプ、保温タイプ、高通気タイプ、加圧タイプなど大きく4つのタイプの用途に分けられています。
どのようなときにサポーターが必要か、ご自身の生活スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
たとえば、スポーツの際に使うサポーターは、通気性がよく膝の曲げ伸ばしがしやすいストレッチ素材のものがおすすめです。一方で、変形性膝関節症のような病気が原因の場合は、不安定な膝を支える必要があるため、膝の動きをベルトでしっかり固定し、安定させるようなタイプのサポーターを選ぶことが重要です。ただし、ひざ専用であっても変形性膝関節症専用の商品とは限らないため、選ぶ際は装具の種類をチェックしましょう。
機能性をチェック
膝の裏は普段の生活で汗をかきやすい部分であり、皮膚も薄いため痒くなったりかぶれたりする可能性があります。長時間の使用には、熱がこもりにくいタイプの膝サポーターが通気性がよく快適に過ごせやすいでしょう。
ただし、機能性のある膝サポーターであるかは、素材や見た目からは判断できないものもあります。そのため、商品パッケージの説明を必ずチェックしたうえで検討しましょう。
使用感がよいものを選ぶ
変形性膝関節症のサポーターを選ぶ際は、使用感についても重視すべきです。サイズが自分の用途に合っていても、大きすぎたり小さすぎたりすれば効果は弱くなります。
実際に使用したときに不快に感じるのであれば、継続的に使用することが難しくなるため、必ずご自身に合っていると感じるものを使用しましょう。
膝サポーターを販売するところでは、サンプルを置いているお店もあるので、試して使用感をチェックするのがおすすめです。その時に、足を通すのみで靴下を履くように着脱しやすいものであるかも、同時に確認しておきましょう。
膝サポーターの効果的な付け方
膝サポーターの効果を発揮するためには、正しい付け方について知ることも大切です。次の4つのことを意識して、膝サポーターを装着しましょう。
【正しい装着方法】
- 膝周りを清潔にする
- サポーターの方向を確認する
- 立った状態でつける
- 膝を動かしてチェックする
膝周りを清潔にする
膝サポーターをつける前に、ひざ周りの汗をしっかり拭き清潔にしましょう。汗の拭き取りが不十分であると、蒸れやかゆみの原因になりかねません。また、汗でサポーターがずれてしまい、適切な効果が得られなくなる可能性もあります。
サポーターの方向を確認する
次にサポーターをつける方向を確認します。たとえば、上下を間違えて装着すると必要な箇所にベルトやテープ加工が当たらず、膝サポーターの効果が十分に発揮されません。サポーターの位置が正しい方向に当たっていることを確認することは重要なポイントとなります。
立った状態で付ける
サポーターをつけるときは、立った状態で装着するのがおすすめです。立ち姿勢で膝を伸ばしたままの状態でサポーターをつけると、しっかりとサポーターが固定され膝を曲げたときに緩みにくくなります。
座った状態でつけたい方は、軽く膝を伸ばし少し曲がるくらいの締め付け感が丁度良いでしょう。膝に痛みがある場合、無理して立った状態でつける必要はありません。
膝を動かしてチェックする
サポーターをつけ終えたら膝を軽く動かして、締め付けが強すぎないかチェックしましょう。また、ズレることなくしっかりとフィットしているかの確認も大切です。少しでも強すぎたり、フィットしてなかったりする場合は、面倒であってもそのまま使用せずにきちんとつけ直すことが大切です。
最後に、座っているときや立っているときなど、状況に合わせて適度な圧迫感になるように微調整することも忘れないようにしましょう。
膝サポーターの効果はケガある時は不向き
膝の周りに傷や湿疹などの異常があるときは、症状が悪化する可能性があるため、サポーターの着用を控えましょう。膝サポーターには、ケガ自体を治す治療効果はありません。
慢性皮膚炎の人や、化繊などによるアレルギー体質の人の使用にも向きません。直接肌に使用するタイプのサポーターを付けると、症状が悪化したり、アレルギー症状が出たりする可能性があるからです。
もしも、サポーターの着用によって皮膚にかゆみやかぶれなどの異常が出た場合は、直ちに使用を中止し、医療機関に相談しましょう。
効果的な膝サポーターのおすすめアイテムを紹介
膝のケガの予防やサポートに効果的な膝サポーターは、数多くのメーカーから商品が販売されています。
種類も豊富なうえに用途もさまざまで、どのような膝サポーターがおすすめなのか気になるところです。
そこで今回は、テンダーセンスの人気商品「タフシロン 人工筋肉膝サポーター」を紹介します。「タフシロン人工筋肉膝サポーター 」には、【ウォーム】【ホールド】【アクティブ】【ネクスト】の4種類があります。それぞれの魅力について詳しく紹介します。
【タフシロン人工筋肉膝サポーター の特徴】
- タナック社のオリジナル配合の超弾性シリコーン素材は安全性が高く肌にも優しい
- 筋肉に沿って配置された設計で、動きやすさも抜群
- 柔軟性のあるシリコーンがズレ上がりやズレ下がりを防ぐ
タフシロン 人工筋肉膝サポーター【ウォーム】
「タフシロン 人工筋肉膝サポーター ウォーム」は、膝の動きに合わせて自然にフィットします。膝の内側の痛みにも、ピッタリと寄り添うようにサポートしてくれる優しい付け心地です。
また「Wafil(ウォーフィル)」を使用しているので、寒い冬には吸湿発熱性で暖かさを産み出してくれます。余分な汗と水分を吸放湿性で発散してくれるので、スポーツ後や暑い夏でも膝周辺が群れることなく快適にお使いいただけます。
タフシロン 人工筋肉膝サポーター【ホールド】
膝の内側が痛くて家に閉じこもりがちになると、どんどん膝を動かさなくなるためさらに筋力が低下し悪循環に陥ります。そんな方におすすめなのが「タフシロン 人工筋肉膝サポーター ホールド」です。
「膝膝蓋骨周囲360°のサポート構造」を採用しており、膝蓋骨(膝の皿)周辺の6つの筋肉や靭帯を包み込むように固定してくれます。辛い階段の昇り降りや立ち上がり、長時間の歩行など、日常生活で膝に与える負担を軽くしてくれます。
タフシロン 人口筋肉膝サポーター【アクティブ】
「タフシロン 人口筋肉膝サポーター アクティブ」は、筋肉に沿って配置されたシリコーンが程よく膝を締め付けて、階段の昇降、ウォーキング、軽い外出、旅行などで歩行を快適にサポートします。
「5030構造」で曲げ伸ばしする膝の負担を、引き上げ50、蹴り出し30の力でサポートし、歩き出しを驚くほど楽にしてくれます。膝の内側への不安な気持ちも軽くします。これならスイスイ歩きたい方にも嬉しいですね。
タフシロン 人口筋肉膝サポーター【ネクスト】
「タフシロン 人口筋肉膝サポーター ネクスト」の締め付けないのにしっかりした安定感は、膝の内側が痛い方に対して、信頼度をグッと上げてくれること間違いないでしょう。
膝の内側の痛みを包み込むように配置したシリコーン加工が、適度な締め付け感で膝関節をを安定させ、その働きをサポートしてくれるからです。
まとめ
膝サポーターの装着自体は、治療効果があるとは言えません。目的としては、運動療法を行える環境を整え、膝のケガの進行を遅らせるために必要な筋肉を衰えさせないということです。あくまでも、膝を固定し安定させる補助装具として使用することを理解しておきましょう。
自分に合ったものを見つけるまでに試行錯誤しますが、痛みを緩和できれば、あとは積極的に運動を行い、好循環を作り出す習慣を身に付けられます。
普段の生活で膝サポーターの効果を実感したい方は、テンダーセンスの「タフシロン人工筋肉膝サポーター 」がおすすめです。使用シーンやご自身の条件に合うものを選び、ぜひ一度試してみてください。
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タフシロン 人口筋肉膝サポーター【ネクスト】¥4,290