「体の不調が続く」「最近体がだるい」などの悩みがある方は、運動不足の症状が原因として考えられます。
近年、運動不足による体調不良を引き起こす人が増えています。
肥満や足腰の痛み、うつ病、ストレス、がんなど、軽い症状から重い症状にいたるまで原因はさまざまです。
運動不足を解消することで、体の不調解消や病気の発症率を減少させる効果が期待できます。
本記事では、運動不足がもたらす症状をはじめ、運動不足を解消することで得られる効果やおすすめの運動、グッズもご紹介します。
運動不足に悩んでいる方や体調不良を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
運動不足による悪い症状は社会問題である⁉︎
現代人の約3人に1人が運動不足といわれています。現代人の中には、運動不足による体のだるさや肩・首のこり、足腰の痛みといった症状を感じている人は多いでしょう。
また、イライラや記憶力・集中力の低下、業務効率の悪さ、やる気が出ないといったうつ症状、自律神経の乱れを引き起こします。
運動不足による不調は、近年の労働環境や移動手段の変化などが起因し、社会問題となっています。
とくに労働環境の変化では、働き方改革によりテレワークやリモートワークといった、在宅ワークスタイルが注目されるようになりました。在宅ワークは通勤の必要がなく、デスクワークが中心となるため運動不足になりやすいです。
移動手段の変化では、公共交通機関やレンタル自転車の利用、電動キックボードの普及などにより歩行量が減っています。
オフィスや施設、駅などには必ずエレベーターとエスカレーターがあり、階段の使用頻度の減少により運動不足の原因となっています。
運動不足がもたらす症状【身体面】
ここでは、運動不足によって起こる身体の面から現れる不調をいくつかご紹介します。
身体の不調に悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。
肥満
肥満は、摂取カロリーが消費カロリーを上回る状態が継続すると、体脂肪の蓄積によって肥満になりやすくなります。
しかし、運動不足の場合は消費カロリーが少なくなってしまうため、摂取カロリーが少なくても肥満になりやすい傾向といえるでしょう。
また、運動不足になると筋力も低下します。筋力が低下すると基礎代謝も低下し、カロリーが蓄積されやすい状態となるため、肥満のリスクも高くなりやすいです。
肥満は「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2種類に分けられますが、とくに内臓脂肪型肥満は、生活習慣病の発症率を高めるため注意が必要です。
筋力・体力低下
歩いたり立ったりする移動能力が低下したり、仕事や家事、外出の機会が減ったりなど生活の質の低下も引き起こします。
筋力と体力の低下は、日常生活のさまざま場面で制限がかかり、活動範囲を狭めてしまう可能性があるため、注意が必要です。
足腰の痛み
足腰や膝が痛む原因は、筋力の低下や関節の可動域が狭くなること、筋肉の緊張によるこわばりなどです。
たとえば、膝の痛みは膝を支える筋肉が衰えることによって起こります。体重をうまく支えられないため膝関節に負担がかかり、軟骨のすり減りによって膝の痛みを引き起こします。
腰痛は、背骨を支える筋肉の衰えにより背骨や腰椎に負担がかかり、筋肉が凝り固まって血流が滞ることが原因です。
慢性疲労
体を動かさないことでなまってしまい、常にだるさを感じたりぼーっとしたりしてしまう人は、慢性疲労による症状を疑いましょう。
実際には肉体的な疲労だけでなく精神的に疲労を感じている人も少なくありません。
たとえば、仕事や人間関係、家庭でのストレス、経済的不安などさまざまな精神的疲労がありますが、中には病気への不安を抱えている人もいます。
運動不足を放置すると、何らかの病気の発症を引き起こす可能性があります。不安を持ちながら過ごすことがストレスになり、疲労を蓄積する原因となるでしょう。
便秘
運動不足によって起こる便秘は、大腸のぜん動運動が低下することによって起こります。
運動することで腸に刺激を与えて腸の動きが活性化されるため、運動不足に陥ると便秘になりやすい状態となります。
便秘は運動不足だけが原因ではありませんが、腸の働きは体の不調にもつながってくるため軽い運動からでも始めていきましょう。
骨粗しょう症
運動不足が続くと骨に負荷をかけなくなるため、骨の材料となるカルシウムが効率的に吸収されにくく、骨粗しょう症のリスクが高まります。
また、骨粗しょう症はカルシウムだけでなくミネラル不足やビタミンバランスの偏り、高齢女性の女性ホルモン減少などによっても起こります。
がん
がんは活動量が多い人ほど、がんになるリスクが低いと考えられます。
部位別にみても身体活動量が少ない人に比べて、身体活動量が多い人はがん発症のリスクが下がります。
がん予防のひとつとして運動不足を解消していきましょう。
運動不足がもたらす症状【精神面】
運動不足は精神面でもさまざまな不調を引き起こし、日常生活に支障をきたします。
ここでは、運動不足がもたらす精神面の症状についてご紹介します。
自律神経
運動不足で自律神経が乱れる原因のひとつは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れているからです。
血流が悪くなり、老廃物が溜まると免疫力が低下して、自律神経が正常に働かなくなります。
自律神経の乱れはホルモンバランスの崩れにもつながるため、ストレスも感じやすくなるでしょう。
抑うつ・うつ病
運動不足は、抑うつ状態やうつ病が発症するリスクもあります。
うつ病の治療のひとつとして運動療法を取り入れることも多く、運動によって体力を回復させたり生活リズムを整えたりする効果が期待できます。
運動不足になると、必ずしもうつ病が発症することはありませんが、リスクがあることを理解しておくと対処もスムーズにできます。
ストレス
運動不足が続くことで血行が悪くなり、老廃物がたまって疲れやストレスを感じやすくなります。
また、ストレスが長く続くと生活習慣病のリスクが高まるため注意が必要です。
運動すると筋肉が動いて血行が促進され、ストレス解消の効果が期待できます。定期的に運動を継続してリフレッシュさせましょう。
運動不足の症状を解消する効果とは？
運動不足を解消することによって症状の改善が見込めるかもしれません。
ここでは運動不足による症状を解消する、それぞれの効果について詳しく解説します。
ダイエット
運動不足による症状を解消する効果のひとつはダイエットです。運動を継続することで筋肉量だけでなく、消費エネルギーが増加して肥満予防につながります。
ダイエットにとくにおすすめの運動は有酸素運動です。有酸素運動は体内の脂質を燃焼させる働きがあるため、体脂肪の減少やそれに伴う体重の減少効果も期待できます。
有酸素運動はウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などがありますが、始めやすいものから取り入れてみてください。
転倒防止を減少
転倒防止の減少も運動不足による症状を解消する効果のひとつです。
運動不足は転倒のリスクを高めます。転倒を予防するには、日中の活動量を増やし、適度な運動習慣を身につけることが大切です。
運動習慣が身につくと筋力の低下を防ぎ、転倒防止につながります。
とくに、転倒予防に有効的な運動は、有酸素運動やバランス運動、 筋力トレーニングなどがあります。
不眠症の予防
運動不足の解消の効果は不眠症の予防にもなります。
運動によって体温が上昇することで、その後の体温低下を促し、入眠しやすくなります。また、適度に運動を行うことで睡眠の質がアップし、深い眠りにつけるでしょう。
より良質な睡眠を得るためにも、習慣的に運動を行うことが大切です。しかし、激しい運動は良質な睡眠の妨げとなるため、適度な運動を心掛けましょう。
自律神経が整う
適度な運動を行うことで自律神経の機能が整います。
自律神経が乱れると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経の過剰な活動によって副交感神経がうまく活動しにくい状態となります。
ウォーキングやランニングなどの適度な運動は、副交感神経の働きを促し、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
老化の進行を遅める
運動不足を解消することで老化の進行を遅めることができます。
老化を予防するには、筋肉量を維持することと筋力を落とさないように、適度に運動をすることが大切です。
同時に骨と筋肉が強化されます。老化による、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防効果も期待できます。
運動不足による悪い症状は、病気の発症率を増加させる？
運動不足により、内臓脂肪の蓄積を放置していると動脈硬化のリスクが高まります。
動脈硬化の要因は高血圧や糖尿病、脂質異常症などがあり、内臓脂肪型肥満はこれらの症状を引き起こしやすくします。
また、運動不足で糖尿病や高血圧のリスクが高まると、動脈硬化を促進するだけでなく、心臓病のリスクも高まります。
これらの病気を予防するには運動が大切です。とくに、ウォーキングやジョギング、水泳、エアロビクスなどの有酸素運動は心肺持久力を高め、内臓脂肪の減少や生活習慣病の予防、改善の効果が期待できます。
さらに、運動は認知症の予防や改善にも効果が期待できます。運動によって脳が活性化されるため神経細胞を元気にする物質が活発になり、認知機能が向上にも繋がります。
運動不足の症状を解消るための取り入れやすい運動
運動不足を解消したくても、どんな運動から取り入れていけばいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、運動不足の症状を解消するための取り入れやすい運動を紹介するため、気軽にできるものから始めていきましょう。
体操
運動が苦手な人でも気軽に取り組めるのが体操です。
体操には全身を使って、手足を大きく動かすものから部位を動かすもの、筋を伸ばすものなどさまざまなです。
その場で立ったままできるので、体に負荷がかかることもなく、年配の方でも続けやすいでしょう。
また、体操のテレビや動画も多いので、動画を見ながら正しいフォームで行うことができます。
ストレッチ
運動不足が続くと筋肉や関節が凝り固まり、体の不調をきたすことがあります。
日常生活で気軽に取り入れやすい運動のひとつはストレッチです。ストレッチは筋肉を伸ばしたり、体をひねったりして血行やリンパの流れをよくします。
やりすぎても効果がアップするわけではありません。気持ちいいと感じるところでストップして毎日続けられるようにしましょう。
ウォーキング
運動不足を解消するために、もっともおすすめの運動はウォーキングです。運動不足の人が急に激しい運動を始めると、これまで使っていなかった筋力や骨に負担をかけ、怪我のリスクが高まります。
ウォーキングなら体に負担をかけずに無理なく始められます。
【歩き方のポイント】
- 普段より早歩きで歩く
- 大股を意識する
- 背筋を伸ばして歩く
- 呼吸を止めない
まずは30分を週2程度から始めて、身体を徐々に慣らしていきましょう。最近は、スマートフォンに万歩計が入っているので、うまく活用すると良いでしょう。
筋トレ
無酸素運動の一種である筋トレは、短時間に特定の筋肉に強い負荷をかけて動作を繰り返し行い、筋力の向上を目指します。
筋トレをすることによって筋肉の増強が見込めるだけでなく、基礎代謝を高めることが期待できます。
日常生活で消費されるカロリーを増やし、脂肪を燃えやすくする効果が期待できるでしょう。
運動不足の症状をサポートする、おすすめのグッズを紹介！
「忙しくて時間がない」「簡単に自宅でも外出先でもできる運動がいい」といった人も多いでしょう。
そこで今回は、タナック社が開発したテンダーセンスの「膝サポーターシリーズ」を紹介します。
タイプによって特徴が異なるので、自分の悩みに合った膝サポーターを選んでみてください。
タフシロン膝サポーターアクティブホールド
「タフシロン 人工筋肉膝サポーター ホールド」は、超弾性シリコーン素材である「人工筋肉 タフシロン」を採用。
膝蓋骨周囲の6つの大きな筋や腱を包み込み、膝のぐらつきが安定します。形状保持機能でズレにくさも防ぎ、日常生活でも気軽に使えるサポーターです。
「タフシロン 人工筋肉膝サポーター ホールド」は、辛い階段や立ち上がり、長時間の歩行など日常生活で感じる膝の痛みにもおすすめです。
筋肉のような伸びのある設計で、膝をがっちりホールドします。
タフシロン膝サポーターアクティブ
「タフシロン 人工筋肉膝サポーター アクティブ」は、「膝に負担を感じて、なかなか遠出が出来ない…」「スムーズに歩きたい」など歩行に悩みがある人におすすめの膝サポーターです。
筋肉に沿って配置された弾性シリコーン素材「人工筋肉 タフシロン」のシリコーンにより、しっかりと膝を固定します。さらに膝周囲の筋力を補い、曲げ伸ばしにかかる力をサポートします。
重力を考慮し「曲げ50」「伸ばし30」の力を加える設計にしている「タフシロン 人工筋肉膝サポーター アクティブ」。
驚くほどの歩き出しをサポートし、外出や軽い運動も快適に行うことができます。
タフシロン 人工筋肉膝サポーターネクスト
「タフシロン 人工筋肉膝サポーターネクスト」は、医療の現場で使用されている、独自配合のシリコーン「タフシロン®」を使用した膝サポーターです。
筋肉のようなしなやかな柔らかさを再現し、膝をサポートします。
「タフシロン 人工筋肉膝サポーターネクスト」は、ほかにも以下のような機能性を備えています。
- 膝蓋骨周囲360度サポート構造
- ズレ落ちにくい
- 通気性がよくムレにくい
- 嫌な締め付け感がない
膝をサポートしながら、快適なつけ心地を実現する「タフシロン 人工筋肉膝サポーターネクスト」。
布部の適度な締め付けが膝関節を安定させ、膝に力が伝わるように働きかけることで、膝の動きをサポートします。
まとめ
運動不足によって引き起こされる症状は、肥満や筋力低下、足腰の痛みなどの身体面から、うつやストレスなどの精神面にまでさまざまな影響を与えます。
放置すると、骨粗しょう症やがんなどの重い病気のリスクも高まります。
運動不足を解消することで得られるメリットは、ダイエットや不眠症の改善、転倒防止の予防などがあります。
体操やストレッチ、ウォーキングなら自宅でもすぐに始められるのでおすすめです。
とくに忙しい人は、今回紹介した「タフシロン 膝サポーターシリーズ」をぜひ活用してください。テンダーセンスの膝サポーターを使用しながら、徐々に運動不足を解消していきましょう。
「タフシロン膝サポーター ホールド」 ￥3,190
「タフシロン 人工筋肉膝サポーター アクティブ」 ￥3,190
https://tendersense.jp/products/sphold-ac
「タフシロン 人工筋肉膝サポーターネクスト」 ￥4,290
https://tendersense.jp/products/spnext
