春が近づき、新生活で一人暮らしを始める人は多いのではないでしょうか。一人暮らしの生活で気になるのが「節約術」ですよね。
一人暮らしで節約するコツはいくつかありますが、自炊もそのうちのひとつ。

「自炊でどうやって節約するの?」「自炊は余計に食費がかかりそうで不安」と感じている人も少なくありません。
この記事では、一人暮らしの自炊のメリットや自炊を続けるコツ、節約術などを解説します。一人暮らしにおすすめのグッズも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしは自炊・外食どちらが安い?
一人暮らしの食生活は自炊の方が安いといわれますが、最近は食材の価格高騰により食費がかさむようになりました。

とくに、一人暮らしの自炊では一人分の量の配分も難しく、結果「材料費が高くなってしまった」ということもあります。「それなら外食の方が安いのでは?」と思う人も多いでしょう。
使用する食材や調味料などにもよりますが、和食中心のメニューにするなら自炊の方が食費を安く抑えられます。
自炊であれば1,000円で工夫して数日分の料理を作ることができますが、外食なら1~2食で終わってしまいます。たとえば、外食でしっかり食べようとすると昼と夜で1日約2,000円ほどはかかり、1ヶ月では約40,000円の食費になります。
このように、1ヶ月の収入の中でも食費にかかるコストは大きく、外食は自炊よりも高くなってしまう傾向にあります。
自炊はお弁当を作ったり、作り置きを冷凍しておいたり工夫ができ、食費をグンと抑えることができます。

しかし、自炊とはいえ食材を買い込みすぎると出費がかさんでしまい、節約につながりません。また、一人暮らしの自炊では、食材以外にも水道代やガス代などの光熱費も考慮しておきましょう。
一人暮らしの自炊はメリットが多い
一人暮らしの自炊は節約にもつながるということがわかりました。ほかにも一人暮らしの自炊におけるメリットはいくつかあります。
ここでは、節約をはじめとするカロリー調整や好きなものを食べられるといったそれぞれのメリットを解説します。
食費の節約になる
一人暮らしの自炊の大きなメリットは、食費の節約です。
外食やテイクアウトに比べると、一人暮らしの自炊は自分で好きな食材を考えて選び、料理をすることで食費を抑えられます。
カロリー調整ができる
一人暮らしの自炊は、カロリー調整ができることもメリットのひとつです。
外食では、使用している食材や調理法、栄養バランスを把握しにくく、添加物がたくさん含まれているものも多々あります。
その点、自炊であれば自分で調整することができます。また、添加物が含まれていないものやカロリーを抑えたものを選ぶことができるため、健康的な食生活も送れます。
好きなものを食べられる
一人暮らしの自炊では、自分の好きなものを調理して食べられます。
外食では、メニュー数も決まっているためその中からしか選べませんが、一人暮らしの自炊ならメニューは多岐に渡ります。
現在、レシピを検索できるサイトも多く、好きな食材に絞って自分好みのメニューを作ることができます。自分だけのレシピの幅を広げる楽しみもあります。
料理を趣味として楽しめる
ただ日々の食事をするための自炊ではなく、料理を趣味のひとつとして楽しめます。
料理をする回数が増えれば増えるほど料理の腕も上達し、レパートリーが増えていきます。
新しいレシピにもどんどん挑戦したいと思えるようになると、日々の生活も楽しくなるでしょう。
一人暮らしで自炊を続ける5つのコツ!
一人暮らしでの自炊は、毎日のルーティンです。
ここでは、一人暮らしで自炊を続ける5つのコツを紹介します。毎日の自炊を続けられるようにできることから始めてみてください。
調理法が簡単なレシピからはじめる
一人暮らしで自炊を続けるコツのひとつは、調理法が簡単なレシピから始めることです。
栄養バランスを考えながら、毎日何品も作り続けるのは手間と時間がかかりますし、食費も高くなります。
自炊に慣れるまでは1品から作ってみましょう。丼物やメインのおかずだけ、サラダだけなど1品でも簡単にできるレシピから始めることが、自炊を楽しむことにつながります。
また、使用する食材の数も少なくなるため時短にもなり、食費も抑えられます。
手作りの楽しさを見つける
自炊を続けるコツは、手作りの楽しさを見つけることです。
食材を選んだり味付けや調理をしたりして、手作りする楽しさを見つけると自炊を続けることができます。また、盛り付けや食器にもこだわってみると、より楽しさが増すこともあるでしょう。
さらに、好きな音楽や動画を流したり、好きなお菓子を食べたりしながら調理をすることで自炊を楽しむこともできます。
時短で作れるレシピを試してみる
時短で作れるレシピを試してみることも自炊を続けるコツはのひとつです。
オーブンレンジやフライパンひとつでできるもの、混ぜるだけなど時短で作れるレシピは、負担にもならず自炊を続けられます。
時短で作れるレシピをいくつか知っておくと、時短レパートリーが増えて作り飽きることもありません。
食材が無駄にならないように工夫する
一人暮らしの自炊では、食材が無駄にならないように工夫することで、自炊を続けられることもあります。
一人暮らしの場合は、食材を使いきれないことに悩む人も多いため、以下のように工夫すると食材の無駄になりません。
- メニューと使用する食材を決めてから購入する
- 食べきれなかった場合は小分けにして冷凍しておく
SNSや献立アプリ活用する
自炊を続けるコツは、SNSや献立アプリを活用する方法もあります。
農林水産省では、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの構成でバランスよく食事する「食事バランスガイド」を提示しています。
しかし、毎食栄養バランスの整ったメニューを考えて作るのは難しく、どんな食材を買えばいいのかわからない人も少なくありません。
献立アプリを活用すれば、献立を提案してくれるため考える手間を省きます。日々の献立がわかれば、まとめ買いにも役立つでしょう。
また、InstagramやTwitterなどのSNSで自分の作った料理を投稿してみるのもおすすめです。友人の反応をもらったり、他の人の投稿に刺激を受けたり、料理が趣味の人とつながったりすることができます。
家族や友だちと共有する
家族や友だちと共有することも自炊を楽しく続けるコツのひとつです。
作った料理を家族や友だちと共有することで、反応を得られたり、作った料理を一緒に楽しむこともできます。
一人暮らしの自炊の節約術
一人暮らしの自炊は節約できるといわれていますが、具体的にはどのように節約していけばいいのでしょうか。
一人暮らしの自炊の節約術にはいくつかのポイントがあります。ここでは、一人暮らしの自炊について4つの節約術をご紹介します。
冷蔵庫の在庫から献立を考える
まずは冷蔵庫の中にある在庫から献立を考えましょう。
近年、レシピサイトで豊富なレシピを配信していますが、レシピに沿って献立を組み立てることは節約につながりません。
チェックしたレシピで使われている食材がその日に安いとは限らず、自宅に常備していない調味料を買い足すこともあります。
このようにレシピからの献立よりも、自宅の冷蔵庫内の在庫をチェックして献立を考える方が節約につながります。
節約効果の高い食材を選ぶ
食材の中でも節約効果の高い食材を選ぶことも大切です。
近年では、野菜の価格高騰が著しく、食材選びに悩む人も多いでしょう。できれば、一年中価格があまり変動しない食材を献立に取り入れると節約につながります。
たとえば、もやしや玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどは年間通して価格が変動しにくい食材は重宝します。
また、ボリュームが出せるキャベツや鶏胸肉、豆腐などを使ったメニューは1品だけでもボリューム満点!食べる量が多い一人暮らしの人にはおすすめです。
長期保存できる作り置きをする
長期保存できるような作り置きレシピを知っておくと便利です。
一度にまとめて作って冷凍保存しておけば、長期保存できて無駄な出費を抑え、食材も使い切ることができるでしょう。
作り置きしたものはそのまま食べるだけでなく、アレンジするのもおすすめです。
たとえば、カレーであればカレーうどんやドリア、ミートソースはグラタンなどにアレンジすると、節約もできて味変も楽しめます。
食材の管理を徹底する
野菜であれば使いやすい大きさに切ったり、肉は塩コショウなどで下味をつけたりするなどして冷凍保存しておくと、調理の際も便利です。
冷凍保存する場合は、容器やジップ付きの袋に日付を記入しておくと、消費するべきものの優先順位がわかるので食材を無駄にしません。
また、冷蔵庫内は何がどこにあるかを把握するために整理整頓しておきましょう。冷蔵庫内が散らかっていると食材の使い忘れが起き、さらに冷却効率も下がるため、電気代にも影響します。
冷蔵庫の中は、一目で何があるか分かるようにきれいに並べることが大切です。
一人暮らしの自炊はコスパ悪いといわれる原因
一人暮らしの自炊は、コスパが悪いといわれることもしばしばあります。
ここでは、一人暮らしの自炊はコスパが悪いといわれる原因について紹介します。
食材の無駄が生じやすい
一人暮らしの自炊は食材を使い切れずに無駄が生じやすいことです。
たとえば「キャベツ1玉を1/4しか使えずに残りは傷んでしまった」「調味料がほとんど期限切れになった」「お肉を全て使い切る前に傷んでしまった」など、傷んでしまったり賞味期限切れになったりするケースが多々あります。
光熱費が高くなる可能性がある
一人暮らしのコスパが悪い原因のひとつは、光熱費が高くなる可能性があることです。
とくに、ガスコンロや電子レンジ、オーブンを使った料理を頻繁にした場合、ガス代や電気代が上がる原因になります。
外食の場合は、光熱費を負担する必要がないため、食費と光熱費を考えると「自炊の方がコスパが悪い?」と感じてしまいます。
調理に時間がとられる
一人暮らしの自炊はコスパが悪いといわれる原因のひとつは、調理に時間が取られることです。
たとえば、自炊にかかる時間を金銭換算すると高コストになることがあります。
1回の自炊にかかる時間を時給換算すると、買い物に30分や調理に30分などで2,000円強になると計算することもできます。
あくまでも一例ですが、この時間と外食で使用するコストを考えると大差がないため、コスパが悪いと感じられます。
外食なら割引を活用できる
外食では、割引やクーポンなどを活用することができます。
とくに、外食チェーン店ではアプリでクーポンを配信していることが多いので、リーズナブルに美味しく外食を楽しむことができます。
買い物に労力を使う
食事の準備には時間と労力がかかります。作る前に買い物に行く必要があり、それが手間に感じる方もいるでしょう。
ほかにも献立を考えたり、下準備をしたり、後片付けをしたりとさまざまな労力がかかるため、コスパの悪さを感じやすくなります。
レシピを考えるのが大変
自炊を毎日するのであれば、レシピを考えなければいけません。
できれば同じ食材や調味料を使用した節約レシピや、安い食材を使用したレシピを考えるために計画を立てることが、時間ロスや労力を使うことにつながります。
栄養バランスが偏りやすい
一人暮らしで自炊すると、栄養バランスが偏りやすくなります。
節約のために安い食材を中心に購入していると、栄養バランスが偏ります。また、同じような味付けや好みのものばかり食べてしまうため、偏りが出てきます。
また、積極的に摂取したい栄養素を含む野菜や果物などを食べることも少なく、栄養素が不足して食生活が乱れる原因にもなります。
一人暮らしの自炊で必要なもの
一人暮らしの自炊で必要なものはいくつかあります。

せっかく節約のために自炊するのであれば、ある程度の調理器具と調味料を揃えておくとスムーズに調理ができます。
ここでは、一人暮らしの自炊で必要なものを紹介します。
揃えてあると便利な調理器具
揃えてあると便利な調理器具は以下のようなものです。
- 包丁
- まな板
- 鍋
- フライパン
- 軽量カップ・軽量スプーン
- 菜箸・フライ返し・おたま
【包丁】
包丁にはさまざまな種類があります。
一人暮らしの自炊には、「三徳包丁」と呼ばれる万能包丁を選ぶと便利に使えます。錆びにくいステンレス製の使い勝手がよい包丁です。刃の長さは約18cm前後のものがおすすめ。
【まな板】
お手入れがしやすいプラスチック製のもので、横幅は40cm程度の大きさのものを選びましょう。
おしゃれなデザインもありますが、きちんとお手入れしないといけない材質のものもあるので、プラスチック製のものが一人暮らしの自炊には便利です。
【鍋】
一人暮らしの自炊には、直径18cm程度くらいまでの片手鍋がおすすめです。ステンレス製であれば長く使うことができます。
【フライパン】
直径約26cmのものを1つ所持しておくと、炒め物や焼き物、揚げ物など幅広く調理ができます。深さがあるものであれば、煮込み料理にも使えるので便利です。
【軽量カップ・軽量スプーン】
大さじ・小さじ、計量カップは調味料を正しく量るために必要な調理器具です。味付けを大きく左右するものなので、この3点セットは用意しておきましょう。
【菜箸・フライ返し・おたま】
菜箸は長いものが1本、フライ返しやおたまも1本ずつあると、炒めたり揚げたり和えたりなど、さまざまな料理に活用できます。
ストックしておきたい調味料
ストックしておきたい調味料は以下のようなものです。
- 塩
- こしょう
- しょうゆ
- サラダ油
- めんつゆ
- みそ
【塩】
基本の調味料のひとつです。塩にもいくつか種類がありますが、サラサラとした「天然の焼き塩」がどんな料理にも使いやすくておすすめです。
【こしょう】
塩と一緒に使うことも多く、ピリッとアクセントになるため、あらゆる料理に欠かせない調味料です。レシピに書いている「こしょう」は白こしょうを指していることがほとんどです。
【しょうゆ】
和食はもちろん中華の味付けにも必要な調味料です。しょうゆならではのコクや風味をプラスすることができ、食欲をそそる調味料でもあります。レシピに書いてある「しょうゆ」は「濃口しょうゆ」を指していることがほとんどです。
【サラダ油】
焼く、炒める、揚げるなど幅広い調理に活躍する油です。揚げ物には大量の油を使用することになるので、一人暮らしの自炊では焼いたり痛めたりすることがメインになります。
【めんつゆ】
1本で味つけができる万能調味料です。しょうゆをはじめ、みりんや砂糖、だしなど、和食の味つけに必要な調味料が1本の中に含まれており、麺類や煮物、鍋物など幅広い料理で活躍します。
【みそ】
お味噌汁には欠かせない調味料です。お味噌にもさまざまな種類がありますが、だし入り味噌ならだしを加えずにお味噌汁ができるので簡単です。レシピに使いたい場合は、通常のだし入りではないものを選ぶと便利です。
最低限必要な調理家電
最低限必要な調理家電は、炊飯器と電子レンジです。
お米を炊くのに欠かせない炊飯器は、一人暮らし用の小さいものでも十分美味しく炊き上がります。
また、オーブントースターや電子レンジ、オーブンレンジなどは、トースト以外にもグラタンやグリル肉、ピザなど焼き目がついた香ばしい料理もできて便利です。
一人暮らしの自炊におすすめのグッズを紹介します!
一人暮らしの自炊におすすめの調理器具や調理家電を紹介しましたが、ここでは、画期的なスチーマーとレンジ鍋を紹介します。

美味しく簡単にできる料理作りの心強い味方になってくれるはずなので、ぜひチェックしてみてください。
レンジdeらくらくスチーマー
「レンジdeらくらくスチーマー」は、レンジで簡単に蒸し料理ができるものです。レンチンするだけでOKなので、これ一台で簡単に蒸し料理や温野菜が楽しめます。日本製なのも安心できるポイントです。
また、この「レンジdeらくらくスチーマー」はザル付きなので、ムラなく蒸せるのもうれしいポイント。余分な水分をカットし、中華まんや焼売などもふっくらジューシーな仕上がりになります。
温野菜も切って入れるだけなので、忙しい日も手軽にヘルシーなメニューが楽しめます。
「レンジdeらくらくスチーマー」は、調理後はそのまま冷蔵庫で保存ができ、冷凍もできます。そのままあたためまでOKなので、一人暮らしの自炊で時短料理をしたい人におすすめです。後片付けも楽にできます。
また、重ねて収納できるのも魅力的です。モスグリーンのおしゃれな色合いで、キッチンや食卓に置いても映えます。
レンジdeパパッと調理器
「レンジdeパパッと調理器」は、レンジでチンするだけで簡単に調理できる小さなお鍋です。
ポップな色合いでおしゃれなデザインなので、そのまま食卓に並べてもOK。洗い物の手間を省けます。日本製なので安心して料理できるのもうれしいポイントです。
「レンジdeパパッと調理器」は、湯切り穴が付いているのでザルが不要。ザルが必要なパスタやラーメンも簡単に作れます。フタ部分には箸などを置くことも可能なので、菜箸の置き場にも困りません。
ほかにも鍋や雑炊、うどん、炊き込みご飯、アクアパッツァなどこれ一台でいろいろなレシピを楽しめます。一人暮らしの自炊や料理が苦手な人でも調理を楽しめます。
また、ビタミンCの流出を防ぐ効果が期待できるため、野菜の旨味を凝縮して栄養素を逃しません。
「レンジdeパパッと調理器」は、洗い物が少ない点もうれしいポイントです。そのまま食卓に並べてもOKなので後片付けも楽にできます。
まとめ
一人暮らしの自炊は、外食をするよりもコストが安く済みます。レシピを考えたり買い出しをしたり後片付けをしたりと、コスパが悪いと思われる部分もあります。

しかし、自分の好きなものを食べられたり、料理が趣味になったりと楽しみも増えます。なによりも節約につながるので、一人暮らしでは積極的に自炊をしていきましょう。
一人暮らしの自炊には、タナック社の「「レンジdeらくらくスチーマー」や「レンジdeパパッと調理器」がおすすめです。
レンジで楽に調理ができるというものです。食材を入れてレンジでチンするだけで、時短で美味しい料理に仕上がります。
基本的な調理家電とともにあるととても便利なグッズなので、ぜひ試してみてください。
商品の購入はこちらから
レンジdeらくらくスチーマー ¥1,320
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レンジdeパパッと調理器 ¥1,650